・吉利傘下でアウトドアライフに焦点を当てた新エネルギー車(NEV)ブランド雷達汽車(Radar)は9月22日、農村部での需要を想定し、農業用ドローンを荷台に搭載するソリューションとして、電気ピックアップトラック「雷達RD6」の科創版およびオプションパッケージを発表した。販売価格は15.38万元。
・高性能な永久磁石同期モーター(最高出力200kW、最大トルク384Nm)と容量63kWhのリン酸鉄リチウムバッテリーを搭載する。対外給電は走行時、停止時、ロック時などあらゆる状況に対応でき、スマートフォンで遠隔制御し、給電情報をリアルタイムに表示できる。120kWの急速充電技術に対応し、10分間の充電での航続距離は100kmで、30-80%充電時間は30分。7kWの家庭用充電スタンドが付属し、7時間でバッテリーパックの満充電が可能。最大積載能力は450kgで、牽引能力は2.5トンとなる。車体サイズは、全長5,260mm、全幅1,900mm、全高1,865mmで、ホイールベースは3,120mm。
・オプションパッケージは3つのモジュールから構成される。
- 農業用ドローン用のアルミ合金製発着台:価格は2,600元。1.2m×1.4mの大きさで、市場で販売される大部分のドローンが直接離着陸可能。高耐食かつ高荷重という特徴がある。
- 一体型電動化薬箱:価格は3,900元。400Lの大容量で、加水、攪拌、薬剤散布の操作を電動化し、1分当たり38Lの散布が可能。
- レーダー専用給電設備:価格は5,500元。220V電源で12kWの給電を提供する。農業用ドローンへの充電は静音で行うことができ、コストはガソリンエンジンに比べ最大90%低減する。
・吉利の雷達汽車は充電ネットワーク構築において、国家電網や特来電など33の事業者と提携しており、計44万以上の充電スタンドを利用できる。全国340以上の都市をカバーしており、公共充電のカバー率は85%に達する。2023年にはさらに600万元以上投入し、公共充電ネットワークを整備し、充電ネットワークの拡充とデータの相互接続を実現し、充電保障能力を向上する計画。
雷達汽車のWechat公式アカウント1/2とモデル情報に基づく