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2024年04月16日(火)

・広汽集団は4月13日、傘下でバッテリー事業を手掛ける優湃能源科技(広州)有限公司(以下、優湃能源)と格林美股份有限公司(GEM Co., Ltd.、以下、格林美)傘下の武漢動力電池再生技術有限公司が合弁会社の広州優美再生技術有限公司(以下、広州優美)を設立したと発表した。

・広州優美は広東省広州市白雲区鐘落潭鎮に位置し、敷地面積は2万4,934平方メートル、延べ床面積は3万4,900平方メートル。工場建設第1フェーズで駆動用バッテリー回収・解体能力2万トン/年、バッテリー「黒い塊(Black Mass)」リサイクル生産能力1万トン/年を整備する。

・第1フェーズの総投資額は1.9億元となる。バッテリー破砕選別、極片破砕精選、Black Mass湿式再生、固相修復再生などの生産ラインを建設し、廃棄となる新エネルギー車(NEV)およびバッテリー、廃材のグリーン回収、資源化、再製造の全ライフサイクル管理を実現する。

広汽集団のWeChat公式アカウントに基づく

2024年04月16日(火)

・広州汽車集団は4月12日、広東省広州市で技術イベント「GAC TECH DAY 2024」を開催した。広汽は、地図なしスマート運転システム、および中核技術のブレークスルーを実現した安全性の高い大容量全固体電池を開発した。両技術は2026年に車両に搭載予定。

・広州汽車の全固体電池の容量は30Ahに達し、大容量の固体正極技術と第3世代スポンジシリコン負極シート技術(新型ナノシリコン複合負極)を採用することで、400Wh/kg以上のエネルギー密度を実現し、車両の航続距離は1,000km超となる。また、将来的に大規模生産する場合、従来の液体リチウムイオン電池に比べ、設備投資が15%減少し、工場の面積は40%減少し、総合的な製造コストが35%以上低減することが期待される。

・広州汽車の視覚センサーによる地図無しスマート運転システムは、高精度地図やLiDARを必要とせず、視覚センサーや業界最先端のAIアルゴリズムを組み合わせることで、複雑な交通道路の理解、信号機の識別、複雑で変化の多いシナリオの処理という3つの能力を備える。また、同システムは交通参与者の行為を正確に予測でき、合理的で、安全で、効率的な運転の意思決定を打ち出し、持続的に学習し深化する能力を備える。走行シナリオ以外に駐車シナリオでも、同システムは業界最高難度の立体駐車場での駐車を実現できる。

・今回のイベントではさらに電磁サスペンションシステム、MBoard2.0スマートシャシーおよび空飛ぶ自動車、身体の不自由な方のために開発した広汽伝祺(Trumpchi)の新エネルギー車(NEV)「E9」の福祉車両などの複数の先進技術などを展示した。「E9」の福祉車両には世界初となる分離可能な福祉用電動シートが搭載され、同シートは地面に接地すると機構と分離し、電動車いすとして使用できる。航続距離は26kmで、最大荷重は120kg。

・今回のイベントでは、広州汽車傘下で新エネルギー軽型商用車を手掛ける祺跡汽車が発表され、展示された「MLounge」ファーストクラスモデルはL2からL4のスマート運転に対応し、2024年に量産予定。

広汽集団のWechat公式アカウント1/2/3に基づく

2024年04月15日(月)

・広汽集団は4月11日、傘下で自動車や自動車部品のグローバル事業に携わる広汽国際汽車販売サービス(以下、広汽国際)が華堅集団(HuaJian)と、広東省広州市で代理店契約とKD生産に関する覚書を締結したと発表した。

・広汽国際は華堅集団をエチオピアの正規代理店とし、華堅集団は広汽の自動車販売、充電スタンド、蓄電、自動車部品販売などの業務をエチオピアの華堅国際軽工業城(HuaJian International Light Industry City)で展開する。

・双方は将来、KD生産などの面でも協力する。KD工場完成後の生産高は年間100億ブル(約271億円)を超える見込みである。

広汽集団のリリースに基づく