・広汽集団は3月19日、スマートテクノロジーブランド「星霊智行」を発表した。「智行2027」計画を深化させ、スマート運転技術に注力する。
・スマート運転技術ではAIを活用し、ADiGOコネクテッドシステムを6.0にアップデート。中国語名を「星霊智行」と命名した。また、スマート運転システムADiGO PILOTをADiGO GSDにアップグレードし、主体的な思考ができ、ロジックが明解な「運転手の第2の脳」となることをめざす。
・広汽集団傘下の3つのブランドには異なる使命が与えられる。昊鉑(Hyptec)はスマート運転をリードするブランドとして、全シリーズに高度スマート運転システムを標準装備している。今後新たに投入するモデルには全シリーズで都市NDA (Navigated Driving Assist)を搭載する。伝祺(Trumpchi)と埃安(Aion)は、スマート運転の普及を担うブランドとして、全シリーズにスマート運転と自動駐車機能を搭載し、主力モデルはすべて高度スマート運転技術を搭載する。
・広汽集団はまた、5つのスマート運転製品プラットフォームを投入する。処理能力は70 TOPSから2,000 TOPSまで対応し、3R7V (ミリ波レーダー3個+HDカメラ7個)から5R12V4L (ミリ波レーダー5個+HDカメラ12個+LiDAR 4個)の範囲で機能を搭載。NVIDIA、地平線(Horizon)、クアルコム(Qualcomm)など中国内外のトップブランドのチップを採用し、高速NOA、都市NOA、駐車スペース間のパイロット運転支援、レベル3とレベル4の自動運転シナリオをサポートする。
・運転支援では、2025年内にレベル3の運転支援機能を搭載したモデルを発売し、業界初となるレベル4自動運転機能を搭載したモデルをラインオフし納車を開始する予定。2026年初めには中国で初めてレベル4自動運転機能を搭載する製品の大規模運営を推進する自動車メーカーを目指す。また、滴滴出行(Didi Chuxing)傘下の自動運転部門である滴滴自動運転と共同で「AI+知能化製造+運営」のレベル4商業エコシステムの閉ループ体系を構築する。2027年には個人ユーザー向けにレベル4自動運転モデルを正式に投入する。
・このほか、広汽集団はAIとスマートコックピットの融合を加速し、「知覚理解能力、学習記憶能力、生成計画能力、サービス執行能力」の4つのコア思考力の全面的に進化させる。広汽のマルチモーダルインタラクションシステムHMI 6.0を量産し、スマート車載システムをDeepSeekなどの大規模言語モデルと統合する。主要ブランドの携帯電話との端末間相互接続を実現する。
広汽集団のWeChat公式アカウント1/2に基づく