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 ニュース
2023年09月25日(月)

・9月22日付のデトロイトフリープレスの報道によると、全米自動車労働組合(UAW)のShawn Fain会長は、デトロイト3との交渉で進展が見られない場合は1週間後にストライキを拡大するという発言通り、新たに全米38カ所でストライキを行なうと発表した。20州9地域にわたるGMとステランティスの拠点で働く5,625人の組合員が、米国東部標準時の22日正午に職場を離れるという。
・Fain氏は、「この1週間で、組合とフォードとの交渉は一定の進展を見せたが、同様の進展が見られないGMとステランティスについては、すべての部品配送センターを閉鎖することで、ある程度のプレッシャーを与えることが必要になるだろう」と述べた。
・まだ米国では暫定合意に達するための作業が残っているものの、カナダのUniforと暫定合意に達したフォードについては、UAWがストライキを拡大しようとする様子は見られない。
・フォードのミシガン(Michigan)工場(組立と塗装工程)、ステランティスのオハイオ州トレド(Toledo)工場、GMのミズーリ州ウェンツビル(Wentzville)工場は、9月15日に始まったストライキの第一波に含まれている。
・これまでに約1万3,000人のUAW組合員がストに参加し、影響を受けた他のデトロイト3工場や部品サプライヤーでも追加レイオフが実施された。
(Detroit Free Press on September 22, 2023) 1 / 2
キーワード:労働協約交渉

2023年09月22日(金)

・9月21日までの複数の米国メディアの報道によると、ステランティスからUAWへの前回の提案には、約21%の昇給が含まれており、その他ボーナスや福利厚生に加えて、一部の労働者の賃金階層を廃止することも含まれていた。
・この問題に詳しい情報筋によると、提案には最大18カ所の施設を閉鎖・再編する可能性も含まれていたという。一例としては、10カ所のモパー(Mopor)部品・物流センターを閉鎖するかわりに、2月に無期限休止としたイリノイ州ベルビデア(Belvidere)工場で、アマゾン並みの大型物流センターに機能統合した新施設を開設する可能性があるという。
・情報筋によると、この部品事業の再編は、ベルビデア工場の有効活用に関する選択肢のひとつであり、約500万平方フィート(約46万平方メートル)の同工場の一部を電気自動車(EV)バッテリー部品の生産に使用することについても合わせて議論されているという。
・この提案では、インディアナ州ティプトン(Tipton)トランスミッション工場、一部閉鎖されたミシガン州トレントン(Trenton)エンジン工場、すでに休止中のミシガン州Mount Elliott Tool and Dieなどの扱いについても議論されたという。
・また、デトロイト地域の倉庫、オフィス、ミシガン州Auburn Hillsの北米本社技術センターも、コロナウイルスの大流行後にワークスペースを再編成する試みの中に含まれている。
・2021年、ステランティスは「チームが最も革新的で、創造的で、効率的であることを可能にするために、我々の働き方を評価している。その分析には、不動産ポートフォリオの潜在的な調整も含まれる。しかしながら、Auburn Hillsは 北米本社と北米技術センターであり続ける」と述べている。
・新たな労働協約のもとで、どの施設も閉鎖対象になる可能性があるというわけではないが、ステランティスは、UAW組合員が勤務するあらゆる場所の閉鎖または売却の可能性を含めることを義務付けられている。
・現在米国にある20カ所のMopar部品・物流センターでは、2,000人の従業員が従事している。Atlanta、Boston、Chicago、Marysville、Milwaukee、New York、Orlando、Sherwood、Warrenの各PDCとCenterline Warehouse & Packagingなどが閉鎖対象となる可能性があるとされている。
・情報筋によると、UAWに対するステランティスの提案には、ニューヨーク州Fishkillとジョージア州Maconでの新たなMopor施設の設立や、ミシガン州のいくつかの施設から同州トレントン・ノース(Trenton Nort)エンジン工場への業務移管なども含まれているという。
(multiple sources on September 18-21, 2023)
キーワード:労働協約交渉

2023年09月21日(木)

・フィアットは9月19日、イタリアで新型超小型四輪(Quadricycle)の電気自動車(EV)「トポリーノ(Topolino)」の屋根付き(クローズド)バージョンの受注を開始したと発表した。
Be the Firstと呼ばれるオンライン受注システムにより、1万台以上を受注したという。2024年1月からは、フィアットのデジタルオーダーシステムを通じて直接購入や納車の手続きがとれる。
・イタリアでは、頭金2,582ユーロで48カ月間、月額39ユーロで購入できる。
・2023年末までには、イタリア、フランス、ドイツでクローズドバージョンとオープンバージョンの両方が注文可能になる予定。

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