[人とくるまのテクノロジー展2023] 市光工業、ライティングソリューションを初出展
・市光工業は5月24日、公益社団法人自動車技術会主催の人とくるまのテクノロジー展2023 (横浜:5月24-26日、愛知:7月5-7日)で電動化車両や自動運転車両向けのライティングソリューションを初出展した。フロントフェイスとリアフェイスの次世代コンセプトが展示され、実際の走行イメージ動画に連動した照明技術の実演が行われた。
・今回出展したコンセプトには、親会社であるValeo (ヴァレオ)のレーダーやセンサーが組み込まれている。市光工業はグループとしての強みを発揮して、従来のランプだけでなくフロント・リアエンド全体のソリューションを展開していく。
・同社はコミュニケーションのレベルに応じて、複数のライティングソリューションを用意する。グリル部分の「Muli Layer」ではブランドアイデンティティを伝えられるほか、ピクセル状に配置されたLED「PixTail」は点灯パターンを変えることでシグニチャー表現に対応。またより自由度が高い「マイクロLEDディスプレイ (MicroLED Kinetic)」では、アルファベットや歩行者・自転車のイラストを表示できる。
・将来はこれらを通じて多様なコミュニケーションを実現することで、車両後方から自転車が接近していることを検知した車両が、前方を横断中の歩行者に対して警告を発するなど、道路利用者の安全性向上に寄与するという。