独ブランデンブルク州政府、テスラ・ギガファクトリーの量産開始を許可
・ドイツのブランデンブルク州環境局は3月4日、テスラがベルリン近郊のグリューンハイデ(Grunheide)に予定するベルリンギガファクトリー(Gigafactory Berlin)の建設を許可したと発表した。
・同工場は車両の年間生産能力が最大50万台となり、アルミニウムの製錬や鋳造、表面処理、発熱、貯蔵などの機能を備える。また工場内には、バッテリーセル生産工場、廃水ろ過施設、消防施設、天井が高い倉庫、実験室や作業場などが含まれている。
・建設許可にあたって、地下水保護要件、廃水削減の取り組み、種の保存に向けた対策、汚染物質の規制や測定、職業の安全要件などの付帯条項が、400ページにわたって盛り込まれた。
・既にテスラは技術設備の大部分を設置して一部ではテストが行われており、最大で車両2,000台が生産されたという。今回の決定により、工事の早期開始がようやく承認された。
・テスラが申請した312ヘクタールのうち、164ヘクタールは既に伐採されている。今回許可された312ヘクタールは森林法により種や自然保護の対象となっている地域のため、この地域の代わりとしてテスラは2022年12月31日までに318ヘクタールの森林を再生しなければならない。また2025年末までに、追加で319ヘクタールの再生が求められている。最初の森林再生計画のうち、既に97%が完了しているという。
Based on the Brandenburg State Office for the Environment press release