ベトナム新車販売、10月は22.7%減の2.2万台

・ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した2017年10月の総販売台数(輸入車およびVAMA未加盟メーカーを含む)は、前年同月比22.7%減の2万1,868台となった。CKD生産車は1万5,498台、CBU車は6,370台だった。
・VAMA加盟20社による10月の新車販売台数(バスシャシーは除く)は、17.5%減の2万156台。車種別では、乗用車が23.3%減の1万1,714台、商用車が3.8%減の7,830台、特殊車両(SPV)が40.5%減の612台。
・マークラインズ集計による2017年10月のメーカー・ブランド別新車販売台数では、地場メーカーのチュオンハイ(Truong Hai)が35.3%減の4,554台(シェア20.8%)、トヨタ(レクサス除く)が20.5%減の4,397台(シェア20.1%)、ビナマツダが6.8%減の2,612台(同11.9%)、フォードが6.1%減の2,282台(同10.4%)、ホンダが18.9%減の1,011台(同4.6%)などとなっている。
・ASEAN物品貿易協定(ASEAN Trade in Goods Agreement: ATIGA)によって、2017年1月からASEANからのCBU輸入車に対する関税が40%から30%へ引き下げられた。2018年1月からはASEANからのCBU輸入車に対する関税が30%から0%へ引き下げられる予定。
・自動車メーカーは過去数カ月間に価格の引き下げを実施してきているが、消費者は更なる価格値下げを待ち様子見状態になっている。
・1-10月累計総販売台数は前年同期比9.3%減の22万121台。うちCKD生産車の販売は14.3%減の15万7,221台、CBU輸入車の販売が6.1%増の6万2,900台となった。