英乗用車販売、9月は9.3%減の42.6万台

・英国自動車工業会(SMMT)が5日に発表した9月の乗用車の新車登録台数は、前年同月比9.3%減の42万6,170台となった。
・1-9月累計では前年同期比3.9%減の206万6,411台となっている。
・9月の乗用車の販売台数をブランド別にみると、フォードが前年同月比19.1%減の3万9,696台(シェア9.3%)、VWが7.7%増の3万6,332台(同8.5%)、BMWが3.5%減の3万1,465台(同7.4%)、メルセデス・ベンツが1.7%減の3万1,430台(同7.4%)、ボクソールが25.5%減の3万1,058台(同7.3%)など。
・モデル別では、1位が日産「キャシュカイ (Qashqai)」で1万3,499台、2位がVW「ゴルフ (Golf)」で1万2,800台、3位がフォード「フィエスタ (Fiesta)」で1万826台、4位がフォード「フォーカス (Focus)」で1万235台、5位がボクソール「コルサ (Corsa)」で8,562台など。
・使用燃料別では、ガソリン車が1.2%減の23万2,810台(シェア54.6%)、ディーゼル車が21.7%減の17万732台(同40.1%)、代替燃料車(AFV)が41.0%増の2万2,628台(同5.3%)。
・販売先別では、個人が前年同月比8.8%減の20万4,055台(シェア47.9%)、フリートが10.1%減の20万289台(同47.0%)、ビジネスが5.2%減の2万1,826台(同5.1%)。
・なお、9月のバン(3.5トン未満)の登録台数は前年同月比4.2%減の5万7,368台、トラック(3.5-6トン)は20.9%減の909台、タクシーは198台となっている。
・SMMTのマイク・ホーズ(Mike Hawes)CEOは、9月は例年英国新車市場にとって重要なバロメーターとなる月で、今回の減少はかなりの懸念材料であり、ビジネスや政治の不確実な要素によって消費者は購買を控えている。今後新モデルのディーゼルおよびガソリン車が禁止されたり、追加料金を取られたりすることはないので安心してもらいたい。車両の買い替えこそが環境問題に対処する最善の方法であると述べた。
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