ベトナム新車販売、8月は6.1%減の2.2万台

・ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した2017年8月の総販売台数(輸入車およびVAMA未加盟メーカーを含む)は、前年同月比6.1%減の2万2,099台となった。CKD生産車は1万5,494台、CBU車は6,605台だった。
・VAMA加盟20社による8月の新車販売台数(バスシャシーは除く)は、0.9%増の2万746台。車種別では、乗用車が3.7%減の1万2,243台、商用車が12.8%増の7,980台、特殊車両(SPV)が33.2%減の523台。
・マークラインズ集計による2017年8月のメーカー・ブランド別新車販売台数では、トヨタ(レクサス除く)が48.3%増の5,794台(シェア26.2%)、地場メーカーのチュオンハイ(Truong Hai)が31.4%減の4,301台(同19.5%)、フォードが8.0%増の2,292台(同10.4%)、ビナマツダが34.5%減の1,905台(同8.6%)、ホンダが9.8%増の1,113台(同5.0%)などとなっている。
・ASEAN物品貿易協定(ASEAN Trade in Goods Agreement: ATIGA)によって、2017年1月からASEANからのCBU輸入車に対する関税が40%から30%へ引き下げられた。2018年1月からはASEANからのCBU輸入車に対する関税が30%から0%へ引き下げられる予定。
・自動車メーカーは過去数カ月間に価格の引き下げを実施してきているが、消費者は更なる価格調整を待ち様子見状態になっている。
・1-8月累計総販売台数は前年同期比5.8%減の17万7,037台。うちCKD生産車の販売は10.6%減の12万6,984台、CBU輸入車の販売が9.1%増の5万53台となった。