ベトナム新車販売、1月は12.7%減の2万台

・ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した2017年1月の総販売台数(輸入車およびVAMA未加盟メーカーを含む)は、前年同月比12.7%減の2万232台となった。CKD生産車は1万5,504台、CBU車は4,728台だった。
・VAMA加盟20社による1月の新車販売台数(バスシャシーは除く)は、10.5%減の1万9,613台。車種別では、乗用車が6.0%増の1万4,506台、商用車が37.1%減の4,783台、特殊車両(SPV)が48.0%減の324台。
・マークラインズ集計による2017年1月のメーカー・ブランド別新車販売台数では、トヨタ(レクサス除く)が6.3%増の5,318台(同26.3%)、地場メーカーのチュオンハイ(Truong Hai)が39.2%減の3,617台(シェア17.9%)、ビナマツダが1.2%減の2,874台(同14.2%)、フォードが1.6%減の2,544台(同12.6%)、ホンダが54.6%増の1,232台(同6.1%)などとなっている。1月の販売では地場メーカーのチュオンハイ(Truong Hai)が39.2%減と大幅な減少となったことが目立っている。
・ASEAN物品貿易協定(ASEAN Trade in Goods Agreement: ATIGA)によって、2017年1月からASEANからのCBU輸入車に対する関税が40%から30%へ引き下げられた。これによりASEANからの輸入車の価格の引き下げが始まったが、まだ販売への効果は現れていない。