・VWは2月11日、コンパクトSUV「ティグアン(Tiguan)」、新型コンパクトSUV「タイロン(Tayron)」、ミッドサイズワゴン「パサート(Passat)」で設定される、先進AWDとエンジンの詳細を発表した。
・3つのモデルに設定される新バージョンはすべて4MOTION AWDを標準採用し、通常は燃料節約のため前輪のみが駆動するが、より大きなトラクションが必要な場合などは後輪も駆動する。このシステムは、牽引の際に自動的に起動するトレーラー運転機能も備え、安定性が高くなっている。「ティグアン」と「パサート」の最大牽引荷重は2,200kg、「タイロン」は同2,500kgとなっている。
・新バージョンには2種類の2.0L TSIターボエンジンが設定されている。エントリーレベルのモデルは、最高出力150kW、最大トルク320Nmのターボエンジンに7速DSGを組み合わせる。最高速度は時速220km超、0-100km/h加速は7.5秒未満、燃料消費量は7.5~8.3L/100km(WLTP)となっている。
・高性能モデルは、最高出力195kW、最大トルク400Nmのターボエンジンを搭載する。「パサート」では、0-100km/h加速は5.8秒、最高速度は時速250kmである。一方、同エンジン搭載の「ティグアン」は最高速度が時速242km、「タイロン」は最高速度が時速240kmである。燃料消費量は8.0~9.0L/100km(WLTP)となっている。
・ドイツでは「パサート」は6万2,990ユーロから、「ティグアン」は5万7,995ユーロから、「タイロン」は5万9,755ユーロからの設定となる。