・VWグループの中国法人(Volkswagen Group China)は4月19日、中国での創業40周年を記念し、北京モーターショー2024で世界初公開の6モデルと中国で初公開となる5モデルを含む44モデルのラインナップを披露すると発表した。中国向けのアウディのミッドサイズ電気SUV「Q6L eトロン(Q6L e-tron)」およびポルシェの電気自動車(EV)スポーツカー「タイカン(Taycan)」、中国市場限定のVWのコンセプトカーなどが披露されるという。
・VWは、VW安徽が生産するEVの「ID.」シリーズの新モデルを発表し、EVポートフォリオを拡大する。さらに、NEVと効率性とデジタル化のための先進技術を搭載したICEモデルを展示する。一汽VWのジェッタ(JETTA)ブランドは、VWグループの「In China, for China」戦略に沿って3モデルを発表する。
・アウディは、「Q6L eトロン」を世界初公開し、「SQ6 eトロン」と「Q5 eトロン」を中国で初公開する。ポルシェは、中国市場向けにカスタマイズされた「タイカン」と電気SUV「マカン(Macan)」を発表する。さらに、ランボルギーニのプラグインハイブリッド(PHV)モデルがGroup Media Nightで初公開される予定。ベントレーは、最新の製品ラインナップを展示する。ベントレーのオーダーメイド部門のMulliner (マリナー)のコーチビルドモデルである「バトゥール(Batur)」と、中国市場向けにデザインされた1台限りのベントレーモデルを公開する。
・中国に39の工場と9万人を超える従業員を擁するVWグループは、Horizon Robotics、ThunderSoft、ARKなどのハイテク企業とのパートナーシップを強化している。VWグループは、eモビリティ、デジタル化、自動運転に焦点をあてた「In China, for China」戦略を加速している。