D-MAX (Isuzu)

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2024年03月28日(木)

・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2024年2月のタイにおける新車販売台数は前年同月比26.1%減の5万2,843台となった。乗用車、ピックアップトラック、乗用ピックアップ(PPV)、5-10トントラックの販売が減少した。FTIは減少の主な要因として、金融機関によるローン審査の厳格化、高水準の家計債務、景気減速、2024年度政府予算執行の遅れなどを挙げている。1-2月の累計販売は21.5%減の10万7,657台。

・Toyota Motor Thailand(TMT)のデータによると、2月販売のメーカー別では、トヨタ(Lexusを含む)が前年同月比23.1%減の1万9,702台、シェア37.3%で首位。続いて、ホンダが1.4%減の8,587台、いすゞが50.2%減の7,653台、三菱が26.4%減の2,655台、フォードが38.6%減の2,206台となった。なお、中国メーカーではBYDが46.4%減の1,109台で7位、長城汽車が21.7%増の943台で9位となった。

・2月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は20.1%減の1万9,861台、商用車は29.4%減の3万2,982台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は44.0%減の1万8,839台。

・2月のモデル別登録台数上位5モデルは、1位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で8,071台、2位がいすゞ「D-Max」で6,822台、3位がトヨタ「ヤリスエイティブ(Yaris ATIV)」で4,741台、4位がホンダ「シティ(City)」で3,591台、5位がトヨタ「ヤリスクロス(Yaris Cross)」で2,934台となった。

・FTIが発表した2月の生産台数は前年同月比19.3%減の13万3,690台。タイ国内販売向け生産が全体の35.1%、輸出向けが64.9%だった。1-2月の累計生産は前年同期比15.9%減の27万5,792台。

・2月の完成車輸出台数は、前年同月比0.2%増の8万8,720台。仕向地の一部での景気後退などにより、アジア、中東、アフリカ、欧州向けが減少した。また、紅海での海運混乱を考慮して船会社が喜望峰を回るルートを選択するため、輸送リードタイムが長期化した。金額ベースでは前年同月比10.7%増の606.6億バーツだった。1-2月の累計輸出台数は前年同期比0.1%増の17万5,436台となった。

2024年03月27日(水)

・第45回バンコク国際モーターショーが開幕した。「The Mobility of Joyful Experiences」をテーマに開催し、会期はプレスデーが3月25-26日、一般公開日が3月27日から4月7日となる。

・グローバル自動車ブランドでは、Aion、アウディ、ベントレー、BMW、BYD、長安、Fire Bright、フォード、長城、ホンダ、現代、鴻日(Honri)、いすゞ、ジープ、起亜、レクサス、ロータス、マセラティ、マツダ、メルセデス・ベンツ、MG、MINI、三菱、哪吒(Neta)、Nexpoint、日産、プジョー、朋克(Pocco)、ポルシェ、ロースロイス、スズキ、トヨタ、VinFast、ボルボ、小鵬(Xpeng)、極氪(Zeekr)が出展する。二輪車では、BMWモトラッド、Zeeho/CF Moto、 ハーレーダビッドソン、ホンダ、カワサキ、ロイヤル・エンフィールド、スズキ、トライアンフ、ヤマハなどが出展する。

・注目される出展モデルは、メルセデス・ベンツ「Vision ONE-ELEVEN」、日産「Hyper Tourer Concept」といったハイパーコンセプトモデルのほか、長安「Lumin Mini EV」、MG「サイバースター(Cyberster)」、VinFast「VF 7」および「VF Wild Pickup Concept」、ホンダ「e:N1」、いすゞ「D-Max EV Concept」、トヨタ「Hilux Revo BEV Concept」、哪吒「哪吒V-II」、小鵬「G6」、極氪「ZEEKR X」といった電気自動車(EV)に加え、長城「Poer Sahar HEV」、スズキ「XL7 HEV」といった電動化モデルがある。

・主催者は、今回のモーターショーの来場者と成約台数が前回の実績を15-20%上回ると見込んでいる。

2024年03月21日(木)

・いすゞは3月19日、第45回バンコク国際モーターショー(BIMS 2024、会期:3月27日-4月7日)で、同社初の電気自動車(EV)となる1トン積みピックアップトラック「D-MAX」を一般向けに世界初公開すると発表した。

・「D-MAX」のEVは、商用・乗用の幅広いニーズに対応できるよう開発。新開発のeアクスルをフロントとリアに搭載したフルタイム4WDシステムにより、高い悪路走破性およびEV特有のリニアな加速感と、低騒音・低振動を両立させた。

・出展するプロトタイプモデルにはフルタイム4WDを採用し、容量66.9kWhのリチウムイオン電池に、出力40kWのフロントモーターと出力90kWのリアモーターを組み合わせ、最高出力130kW、最大トルク325Nmを発揮する。最高速度は130km/h超で、最大積載量1,000kg、最大牽引能力は3.5トン。

・2025年にノルウェーをはじめとする欧州の一部から販売を開始し、今後、英国や豪州・タイなど他のエリアについても、各国・地域のクルマの使われ方やインフラの整備状況などを踏まえて、ニーズに応じて展開・拡大していく。

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