・マツダの北米法人であるMazda North American Operations (MNAO)は7月9日、2025年型となるコンパクトクロスオーバーSUVの改良型「CX-50」の価格と、ハイブリッド車(HV)のラインナップへの追加を発表した。
・「CX-50」は、全輪駆動(AWD)が標準となっており、3種類のパワートレインから選べる10種類のパッケージが設定されている。
・「CX-50」Hybridのプラットフォームは、2.5L 自然吸気4気筒エンジン、ハイブリッドEVバッテリー、3つの電気モーター、電子制御無段変速機(eCVT)、および最高出力219 hp、最大トルク163 lb-ftを発揮する標準設定の電動AWD(eAWD)で構成されるパワートレインパッケージ、トヨタハイブリッドシステム(THS)を中心に設計されている。
・「CX-50」Hybridの燃費は、米国環境保護庁(EPA)推定複合燃費で38 mpg (約16.2km/L)となり、「CX-50」2.5 Sモデルに比べ100マイル(約161km)以上航続距離が伸びるという。
・Skyactiv-G 2.5L自然吸気4気筒エンジンを搭載する2.5 Sモデルは、レギュラー87オクタン価ガソリンで最高出力187hp、最大トルク185 lb-ftを発揮し、Skyactiv-Drive 6速ATと組み合わせる。Skyactiv-G 2.5Lターボ4気筒エンジンを搭載する2.5 Turboモデルは、プレミアム93オクタン価ガソリンで最高出力256hp、最大トルク320 lb-ft、レギュラー87オクタン価ガソリンで最高出力227hp、最大トルク310 lb-ftを発揮し、Skyactiv-Drive 6速ATと組み合わせる。
・2025年型モデルの新機能として、「CX-50」の全車両にAlexa Built-inを搭載。ドライバーはハンズフリーで車内の温度調整やラジオの選局、スマートホームデバイスの操作などを音声で指示することが可能になった。
・改良型「CX-50」の価格は3万300ドルから。アラバマ州ハンツビル(Huntsville)工場のMazda Toyota Manufacturing, USA, Inc. (MTMUS)で生産され、2.5 Sと2.5 Turboは8月から、Hybridは2024年後半から発売される。