Corolla (Toyota)

 ニュース
2024年07月25日(木)

・トヨタは7月24日、米ウエストバージニア州のバッファロー工場(TMMWV: Toyota Motor Manufacturing, West Virginia, Inc.)において、世界の顧客に多様な選択肢を提供する全方位の電動化マルチパスウェイ戦略の中核をなす第5世代ハイブリッド・トランスアクスルの生産を開始したと発表した。

・新型トランスアクスルの生産開始は、2021年と2022年に発表された同工場への3億ドル超の投資の成果だという。

・新型ハイブリッド・トランスアクスルは、ミッドサイズセダンの新型「カムリ(Camry)」とコンパクトクロスオーバーSUVの改良型「カローラ クロス(Corolla Cross)」に搭載されており、トヨタの電動車ラインナップを支える主要部品である。

・トヨタは、多様な商品を取り揃えることで、すべての顧客にCO2排出量削減の役割を提供できると考えている。2021年以降、同社は電動化の取り組みを支援するため、米国生産事業に対し総額186億ドル超の新規投資を発表している。

・これまで20億ドルが投資され、従業員2,000人以上を擁するバッファロー工場では、北米事業用のエンジンとドライブトレイン部品を組み立てている。

(Toyota press release on July 24, 2024)

2024年07月24日(水)

・トヨタのインドネシア法人であるPT Toyota-Astra Motor (TAM)は7月17日、ガイキンド国際モーターショー(GAIKINDO Indonesia International Auto Show、会期:7月17-28日、以下、GIIAS)において、コンセプトカーを含む電動車(xEV)を披露した。

・トヨタブースには、「プリウス(Prius)」のプラグインハイブリッド車(PHV)、次世代バッテリーEV技術を搭載した5シーターコンセプトカー「FT-3e」、フレックス燃料対応のコンセプトカー「キジャン イノーバ ゼニックスHEV フレックス・フューエル・コンセプト (Kijang Innova Zenix HEV Flex Fuel Concept)」、燃料電池車(FCV)「ミライ(Mirai)」などが展示された。

・会場で同社は「プリウス」のハイブリッド車(HV)を発売した。5世代目となる「プリウス」は第2世代のTNGA-Cプラットフォームの採用により低重心化を図り、最新のトヨタハイブリッドシステムの搭載でハンドリングと走りのクオリティを追求している。新型「プリウス」のインドネシア仕様は、CセグメントSUV「カローラ クロス ハイブリッド(Corolla Cross Hybrid)」と同じハイブリッドエンジン(2ZR-FXE)を搭載している。

(From PT Toyota-Astra Motor Indonesia release (I/II))

2024年07月03日(水)

・スペイン自動車工業会(ANFAC)が1日に発表した6月の乗用車登録台数は、前年同月比2.2%増の10万3,357台となった。1-6月累計では、前年同期比5.9%増の53万5,243台となっている。

・6月の乗用車販売台数をブランド別にみると、トヨタが20.8%増の8,710台(シェア8.4%)、セアトが27.8%増の8,074台(同7.8%)、VWが3.0%増の7,198台(同7.0%)、ルノーが1.1%増の6,641台(同6.4%)、現代自が9.7%減の6,078台(同5.9%)など。

・モデル別では、首位がダチア「サンデロ(Sandero)」で3,241台、2位がセアト「アローナ(Arona)」で3,184台、3位がセアト「イビサ(Ibiza)」で2,877台、4位がトヨタ「カローラ(Corolla)」で2,062台、5位がシトロエン「C3」で2,056台で台などとなっている。

・販売先別では、6月は個人向けが前年同月比1.7%減の3万7,907台、ビジネス向けが2.3%減の3万6,946台、レンタカーが15.4%増の2万8,504台だった。また燃料別の比率は、ガソリンが39.1%、ディーゼルが11.6%、その他(BEV、PHEV、HEV、FCV、CNGなど)が49.2%。

・ANFACは「スペインの乗用車販売市場は6月も停滞し続けている。ホリデー期間は予想していたようには落ち込まず、2%をわずかに上回った。ポジティブなニュースとしては、2019年以来実現できていない、待望の年間100万台の新車販売を達成する道をたどっていることが挙げられる。スペイン市場は2019年以降100万台販売に届いていない。マイナス要因としては、6月に個人や企業の新車購入ペースが鈍化したことが挙げられる。電動化車両は、2023年と比較して過去2カ月間のマイナスとなっている。電動車インセンティブ施策MOVESの年末までの延長により販売促進を継続する。一方、従来のハイブリッド車は上昇傾向にあり、市民や企業が持続可能な車を購入したいと考えていることを示している」というコメントを発表した。

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