・11月29日付のデトロイトニュースの報道によると、UAWは、米国でまだ組織化されていない合計約15万人が勤務している自動車会社十数社を対象に、組合員倍増を目指す新たなキャンペーンを開始すると発表した。
・UAWは現在、デトロイト3で合計14万6,000人、サプライヤーなどを含めると業界全体で40万人近い正組合員を抱えている。
・UAWは、テスラ、トヨタ、ホンダ、日産、スバル、マツダ、現代自動車、BMW、メルセデス・ベンツ、VW、ボルボ、リビアン、ルーシッドに勤務する労働者に対し、雇用主であるOEMを詳しく知り、UAWを団体交渉代表に希望するという授権カード(Authorization Card)に署名するよう求めている。
・UAWのサイトでは、各対象企業の売上と利益の増加状況、役員報酬、車両価格の値上げ、自社株買い、主要投資家などの情報を紹介し、労働者に学びの機会を提供している。
・UAWは、「カムリ(Camry)」、「RAV4」、レクサス「ES」を生産するトヨタのケンタッキー州ジョージタウン(Georgetown)工場での取り組みを最も強力なキャンペーンのひとつと位置づけており、そこでは多くの労働者が健康手当に対する懸念を表明しているという。