・BMWは3月21日、新たなアーキテクチャを採用した初の電動スポーツアクティビティ車(SAV)の「Vision Neue Klasse X」を初公開した。ハンガリー・デブレツェン(Debrecen)工場で2025年から生産開始予定の同モデルは、Neue Klasseの基本理念である電気、デジタル、サーキュラーと運転の楽しさの向上を体現している。
・「Vision Neue Klasse X」は、BMWが自社開発したスーパーブレインによって駆動される先進的なドライブコントロールとシャシーコントロールを特徴としており、優れたドライビングダイナミクスと自動運転機能を提供する。最低地上高を高めたことで、伝統的なBMWのプロポ―ションと風通しの良い雰囲気を備えた広々とした室内空間を実現した。
・インテリアには、タッチパネルのセントラルディスプレイ、BMW Panoramic Vision、パーソナライズされたサウンド体験を提供するHypersonx Wheelなどの直感的なインターフェースが施されている。第6世代のBMW eDrive技術は、改良されたeドライブユニットとエネルギー密度を20%以上高めた新しい円形リチウムイオンバッテリーセルを搭載する。800Vシステムは充電速度を最大30%向上させ、10分の充電で300㎞走行可能となる。エアロダイナミクスが強化されることで空気抵抗が20%減少し、車両全体の効率が最大25%向上している。
・また、Neue Klasseのインテリアには、Verdanaと呼ばれる表面素材や、廃棄された漁網から回収された海洋プラスチックなど、環境に優しい素材が使用されている。サイドスカートとエプロンの取り付け部分にはリサイクルされたモノマテリアルが使用されている。
・「Vision Neue Klasse X」は双方向充電技術を搭載しており、充電と給電の両方を可能にすることでエネルギー貯蔵とグリッド統合を実現し、エネルギー転換と再生可能エネルギーの利用をサポートする。これらの特徴はエネルギー転換への積極的な参加を促進し、BMWの持続可能性へのコミットメントに沿うものとなっている。
Based on BMW press release (1/ 2)