鍛造

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2024年10月03日(木)

・米アラバマ州商務省は、韓国系の自動車・産業用ベアリング・シャシーメーカーILJINが同州オーバーン(Auburn)に約1億ドルを投じてアルミニウム鍛造工場を新設すると発表した。新工場では約160人の雇用が見込まれ、生産能力拡大により米国顧客向けの鍛造アルミニウム製コントロールアームの生産が可能となる。ILJINはこれまで生産工程に鋼鉄鍛造を採用してきたが、アルミニウム鍛造に転換する。これにより軽量かつ高強度の部品生産が可能となり自動車の安全性と効率性が向上する。

・ILJINは新工場開設により北米市場向け製品における米国製部品の割合を増やすことができる。オーバーン工場で生産された鍛造素材は最終加工のため同社のサウスカロライナ州グリア(Greer)工場に送られる。(2024年9月26日付Alabama Department of Commerceプレスリリースより)

2024年09月26日(木)

BorgWarner (ボルグワーナー)は、シボレー「コルベットZR1 (Corvette ZR1)」向けにターボチャージャーを供給する契約を締結したと発表した。このターボチャージャーは、これまで市場に投入されてきた乗用車向けのツインターボチャージャーとしては最大のものだという。

・GMの5.5LフラットプレーンクランクシャフトのV8エンジンと組み合わされるこのコルベットはオハイオ州Bowling Greenで製造され、1,064馬力の出力と828ポンドフィートのトルクを発生する。

・この新型のターボチャージャーは、ポートシュラウド付きの76mm鍛造コンプレッサーホイールと、モノスクロール・タービンハウジング内の67mmタービンホイールを特長としており、効率の最大化を図っている。また、コンプレッサーにはブレードパス速度センサーが内蔵されており、ターボの作動を正確にモニタリング可能。さらに、特許取得済のデカップリングボールベアリングにより従来のジャーナルベアリングよりも優れたレスポンスを実現している。そのほか、電動式のウェイストゲートシステムの採用により、アンチラグ調整も可能にしている。(2024年9月23日付プレスリリースより)

2024年09月20日(金)

Maxion Wheelsは、IAA Transportation 2024において、軽量で耐食性のある鍛造アルミトラックホイールの新ラインナップを発表した。

・Maxion Wheelsは、トルコのInci Holdingとの合弁事業により、スチール製トラックホイールのポートフォリオを鍛造アルミホイールにまで拡大している。鍛造アルミホイールの当初の生産能力は年間35万個で、将来的には倍増する可能性もある。2025年後半には1億5,000万ドルの投資により、量産が開始される予定。(2024年9月16日付プレスリリースより)