鍛造

 ニュース
2024年04月17日(水)

・ロシアのKAMAZ (カマズ)は4月16日、生産性と品質を向上させ、作業場の人間工学を改善し、負傷の危険を減らすために、生産のロボット化を継続すると発表した。新しいロボットはタタルスタン(Tatarstan)共和国の企業から供給されるという。

・新たなロボットは、自動車工場、エンジン工場、スペアパーツおよび部品工場に送られ、シーラント塗布作業や機械の積み込みを自動化する。

・プレス車体工場では、プラットフォーム部品、サイド、フレームクロスメンバー、ブラケットなどの溶接を行うほか、キャビンフレームの洗浄、マスチックの塗布、プレス間の部品移動にも携わる。

・また、ロシアの国産ロボットもブランク加工に活用される。鍛造工場では鍛造品の移動に、鋳造工場では鋳造品の切断やクリーニング、インサートの挿入に使用される。

Based on KAMAZ press release

2024年04月09日(火)

・トヨタは4月8日、第6世代となる新型「4ランナー(4Runner)」のティーザー画像を公開した。9日に米国で開催するイベントで世界初公開を予定している。

・今回公開されたのは「Trailhunter」ロゴの画像で、これはすなわち、ミッドサイズSUVの新型「4ランナー」がハイエンドのオフロード仕様車をラインナップすることを示唆している。

・Trailhunterバージョンは、ピックアップトラック「タコマ(Tacoma)」の2024年型モデルで初めて設定された。リモートリザーバー付き鍛造モノチューブ式ショックアブソーバー、33インチのオールテレインタイヤ、リフトアップ、スキッドプレート、スチール製リアバンパーなどオフロード向けにアップグレードされた仕様となっている。

・トヨタは同モデルについて、ロールダウン式リアウィンドウや内装の一部を示すティーザー画像も公開している。新型「4ランナー」は「タコマ」と同じくTNGA-Fトラックプラットフォームを採用するとみられている。

(Toyota Motor North America press release 1/2 and multiple sources)

2024年03月27日(水)

LISI Groupは、ドライブレーキシステム用鍛造部品の開発・製造に関する専門技術について発表した。同社は、顧客のブレーキシステムに完璧に適合する特注鍛造部品を製造している。

・ドライブレーキは、キャリパー内に設置された電気モーターが作動し、ボールネジなどを利用してブレーキパッドを押す構造であるため、ブレーキフルードが不要となる。これによりシステムの総重量が軽減され、制動距離が改善して効率が向上するとともに、環境汚染が減少する。また、組み立てやメンテナンスのコストも削減できる。

・新しいブレーキシステムの開発には、機械部品を顧客と共同設計してきた同社の経験が活かされている。上流工程で協業することにより、部品を製造工程に適合させてコストを最適化しながら複雑な形状を得ることが可能になっている。(2024年3月20日付プレスリリースより)