鋳造

 ニュース
2024年04月19日(金)

・BMWグループは4月18日、ドイツのランツフート(Landshut)工場に2億ユーロの追加投資を行うと発表した。

・今回の投資は、電気自動車(EV)用プラットフォーム「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」をベースとしたモデルに使用される電気駆動ユニットのセントラル・ハウジング専用の生産設備を拡張することで、第5世代および第6世代のアルミニウム製ハウジングの生産能力を約30%増強することを目的としている。

・今回の拡張には、第6世代駆動技術用のセントラル・ハウジングを製造するための1万2,000平方メートルの新生産ホールの建設が含まれる。射出鋳造を活用して機械的性質を最適化し、エネルギー消費量を削減する。

・BMWは将来の拡張に向け、隣接する約3万平方メートルの土地も購入した。

・ランツフート工場は、EV用部品の生産を続ける一方で、効率的な内燃エンジン(ICE)モデル用部品も柔軟に生産する。

(BMW Group press release on April 18, 2024)

2024年04月17日(水)

・ロシアのKAMAZ (カマズ)は4月16日、生産性と品質を向上させ、作業場の人間工学を改善し、負傷の危険を減らすために、生産のロボット化を継続すると発表した。新しいロボットはタタルスタン(Tatarstan)共和国の企業から供給されるという。

・新たなロボットは、自動車工場、エンジン工場、スペアパーツおよび部品工場に送られ、シーラント塗布作業や機械の積み込みを自動化する。

・プレス車体工場では、プラットフォーム部品、サイド、フレームクロスメンバー、ブラケットなどの溶接を行うほか、キャビンフレームの洗浄、マスチックの塗布、プレス間の部品移動にも携わる。

・また、ロシアの国産ロボットもブランク加工に活用される。鍛造工場では鍛造品の移動に、鋳造工場では鋳造品の切断やクリーニング、インサートの挿入に使用される。

Based on KAMAZ press release

2024年04月15日(月)

Norsk Hydroは、ノルウェーのÅrdalアルミニウム工場に、1億ノルウェー・クローネを投じてリサイクルユニットを新設したと発表した。年間25,000トンのアルミスクラップを処理できる。

・アップグレードされたÅrdalの鋳造ラインは、再生可能な水力発電で作られた一次アルミニウムと最大30%の使用済みアルミニウムスクラップを混合し、記録的な低炭素フットプリントを実現する。これは、欧州の顧客が製品の温室効果ガス排出量を削減するのに貢献する。

・Årdal工場は、二酸化炭素排出量3.0 kg CO2e/kg未満のREDUXA 3.0アルミニウムの供給が可能。これは世界平均より約80%低いという。

・この低炭素アルミニウムは自動車産業を中心とした需要に対応する。

(2024年4月10日付プレスリリースより)