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ITT Inc.

会社概要

■URL

https://www.itt.com

■本社所在地

100 Washington Boulevard, 6th Floor, Stamford, Connecticut 06902, USA

業容

-輸送、産業、エネルギー市場向けの重要部品およびカスタマイズ・ソリューションを製造する多角的メーカー。以下の3つの主要事業セグメントで構成:

  • モーション・テクノロジー(Motion Technologies)
  • インダストリアル・プロセス(Industrial Process)
  • コネクト&コントロール・テクノロジー(Connect & Control Technologies)

-3つの事業セグメントのうち、モーション・テクノロジーとコネクト&コントロール・テクノロジーは、自動車および輸送業界向けに製品と技術を提供している。モーション・テクノロジーは、ブレーキパッド、シム、ショックアブソーバー、エネルギー吸収部品、シーリング技術を製造。同部門の最大納入先はContinentalで、2023年12月期の売上高の16%を占めている。モーション・テクノロジーは以下の3つのビジネスユニットで構成:

  • ITTフリクション・テクノロジー:乗用車および小型商用車用の各種ブレーキパッドを製造。
  • Wolverineアドバンスト・マテリアル:自動車ブレーキシステム用カスタムダンピングソリューションおよび特殊ガスケットシーリングソリューションの開発・製造
  • KONI & Axtone:高級乗用車用の高性能ショックアブソーバー、バス、トラック、トレーラー用の油圧・空圧ショックアブソーバーを開発・製造

-コネクト&コントロール・テクノロジーは、自動車および輸送業界向けに、EV充電ステーション用コネクターなど、データ、信号、電力を伝送するための高性能でエンジニアリング性の高いコネクターを提供している。

資本構成

-ニューヨーク証券取引所



主要製品

- 調整可能な油圧式ショックアブソーバー (Adjustable hydraulic shock absorbers)
- 周波数選択可能なダンピングショックアブソーバー (Frequency Selective Damping shock absorbers)
- バス、トラック、トレーラー用ショックアブソーバー (Bus, truck and trailer shock absorbers)
- ブレーキパッドおよび摩擦材 (Brake pads and friction materials)
- コネクター (Connectors)
- CTC高性能インターコネクト (CTC high-performance interconnects)
- 大型車用APD相互接続管理のためのモジュラーAPDインターフェース(Modular APD Interfaces for management of APD interconnects for heavy-duty vehicles)
- ケーブルASSY (Cable assemblies)
- 圧縮天然ガスレギュレーター(Compressed natural gas regulators)
- 電気自動車充電プラグ (Electric vehicle charging plugs)
- 電気自動車充電コネクター (Electric vehicle charging connectors)
- 電気自動車充電インレット/アウトレット (Electric vehicle charging inlets and outlets)
- 電気自動車充電ケーブル(Electric vehicle charging cables)
- 空気圧式ロータリーアクチュエーター (Pneumatic rotary actuators)
- 電動回転式アクチュエーター (Electric rotary actuators)
- リニアアクチュエーター (Linear actuators)
- ノイズインシュレーター (Noise insulators)
- 接合クリップ (Abutment clips)
- ブレーキシム (Brake shims)
- エンジンガスケット/シール (Engine gaskets and seals)
- ドローギア (Draw-gears)
- コイルスプリング (Coil springs)
- 低圧レギュレーター (Low-pressure regulators)
- 高圧レギュレーター (High-pressure regulators)
- A/Cコンプレッサーガスケット (A/C compressor gaskets)
- 燃料システムガスケット/シール (Fuel system gaskets and seals)
- トランスミッションガスケット/シール (Transmission gaskets and seals)
- カスタムシールアプリケーション (Custom sealing applications)
- 自動車NVHダンピング部品 (Automotive NVH damping components)

沿革

1968年 International Telephone & Telegraph Crop.として設立。
1983年 ITT Corp.に社名変更。
1987年02月 米国内外の自動車製品部門をITT Automotive Inc.として再編。
1993年01月 Kia Motors、Kia Precision Works (KPW) とともに韓国で合弁会社を設立。ITT Automotive Tevesのアンチロックブレーキ、トラクション・コントロールおよびブレーキ部品を韓国で製造・供給。合弁会社Korea Advanced Brake System Company には40%出資、残りはKia MotorsとKPWが折半出資。
1994年03月 Motors and Actuators Business Unitの80%株式を取得。
1994年09月 中国で水中ポンプの製造・販売合弁会社をJINBEI Automobileと設立することで合意。
1995年09月 ITT Indianaとの合併によりインディアナにて会社を再設立。
1995年12月 現社名に変更。
1996年02月 ITT AutomotiveとTenneco Automotiveが乗用車及び軽トラック向けにモジュラー・シャシー・システムを開発する合弁会社を設立すると発表。
1998年09月 ドイツのContinental AGに自動車用ブレーキ・シャシー部門を売却。
フランスのValeo SAに自動車用電気システム (自動車用電気モーターおよびアクチュエーター、エア・マネジメントおよびエンジン冷却製品、ワイパーおよびウォッシャー・システム、ランプ、パワー・アンテナ、スイッチ、センサー) 部門を売却。
2006年02月 自動車ブレーキ/チューブおよび部品事業をCooper Standard Automotive に売却。
2007年09月 制御機器の大手メーカー、International Motion Control (IMC) を買収。
2011年10月 防衛・情報ソリューション部門 (Defense and Information Solutions)、水関連部門 (Water-related) を分社化。
2015年10月 自動車ブレーキシステムと特殊シーリングの製造者のWolverine Advanced Materials, LLCの買収完了。

補足 1

>>>2013年12月期までの動向
>>>2014年12月期までの動向

>>>ITTのIR情報

(注) 本文中のカッコ内の数字は、減少幅や損失を指すマイナスを示しています。

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