Anand Automotive Limited 2010年3月期までの動向

ハイライト

近年の動向

受注

Gabriel India Ltd.
-2010年、Maruti-Suzukiの「Wagon R」、「SX 4 diesel」、「Alto CD」の供給を開始。

-2010年、トヨタの「Corolla Altis」 ディーゼルモデルを受注。

-2010年、Volkswagenの「Vento」、「Polo」、「Fabia」の開発を完了し、2012年から供給を開始。

-2010年、ホンダ 「BRIO」2012年モデルの供給を予定している。

-2006年、Gabriel India Ltd.のGurgaon工場は、カヤバ工業の技術支援を受けMaruti-Suzukiの新型「セダンSX4」向けにストラットの供給を開始。

-2006年、Gabriel India Ltd.のGurgaon工場はカヤバ工業の技術支援を受け、スズキの輸出向け新型モデルにショックアブソーバーとストラットを供給するYC5プロジェクトを受注。

-2006年、Gabriel India Ltd.のChakan工場は、Tata Motorsの「X3」、Renault 「Logan」(国内/グローバル向け)、Tata Motorsの「Panel Van」と「New Safari (X2)」を受注。

Faurecia Emission Control Technologies (旧Emcon Technologies India Private Limited)
-2009年9月、Emcon Technologies India Private Ltdは、Ford Indiaから排気系部品を受注。(2009年9月26日プレスリリースより)

-2009年9月、Emcon Technologies India Private Ltd.は、Nissan Renault Automotive Indiaから触媒コンバーターを受注。インド国内で生産される予定の車両向け。(2009年9月26日プレスリリースより)

-2009年9月、Emcon Technologies India Private Ltd.は、Toyota Kirloskar Motors (TKM)に排気システムを供給。生産はインドBangalore工場で行う。2010年に販売が開始される予定の小型乗用車向け。なお、今回の受注に伴ってBangalore工場を30%拡張する。(2009年9月26日プレスリリースより)

Behr India Limited
-2008年2月、Behr Indiaは2008年6月よりTata 「Nano」にエアコンシステムを供給。具体的には、HVACモジュール、マニュアルコントロールヘッド、コンデンサーなどを供給する。HVACモジュールの組立てのため、Calcutta近郊のSingur地区に新たに工場を建設中。2008年半ばにこの新工場での生産開始予定。

合弁会社

-2009年1月、タカタと合弁契約を締結。インドの自動車メーカー向けに、シートベルト、エアバッグ、ステアリングホイールを生産する。合弁会社Takata India Private Limited (Takata India)の株式は、タカタが過半数を保有。既にChennaiで工場建設に着手。また、Delhi近郊のNeemranaでも新工場の建設を計画中。 (2009年1月5日付プレスリリースより)

-2008年10月、ValeoとChennaiに合弁会社Valeo Lighting Systems India Private Limitedを設立。Valeoが過半数の株式を所有。新会社は、インド市場への供給を行っている自動車メーカー向けに、ヘッドランプ、リアランプ、フォグランプ等ライティングシステムの開発・生産・販売を行う。(2008年10月2日付プレスリリースより)

開発動向

技術提携

会社名 相手方の名称
Faurecia Emission Control Technologies 三五 (日本)
Gabriel India Limited KYB (カヤバ) (日本)
KYBSE (スペイン)
Henkel Teroson India Limited サンライズMSI (日本)
Mando India Limited Continental Teves (ドイツ)
Perfect Circle India Limited Mahle GmbH (ドイツ)
Victor Gaskets India Limited 浜松ガスケット (日本)
 

研究開発体制

Gabriel India Ltd.
-R&DセンターはChakan、Hosur、Nashikの3拠点。

製品開発

Gabriel India Ltd.
-2011年3月期、新製品「LAD (Load Adaptive Damping)」を開発。3車種に試用されており、さまざまな積載状況に応じて快適な乗り心地を実現させる。

Perfect Circle India Limited
-2010年にPVDコーティングがなされたリングを開発し供給を開始した。本製品はライナリング、ピストンリングの耐久性を向上させた。

Victor Gasket India Limited
-ディーゼル、ガソリンエンジン用の多層スティールシリンダーヘッドガスケットを開発。

設備投資

Gabriel India Limited
-2008年11月、インドのParwanooに工場を開設。新工場では二輪車用フロントフォークや四輪車用ショックアブソーバーを生産する。

-2006年、乗用車部門の需要増に対応するため、Chakan工場の生産能力を増強。

Spicer India Limited
-2010年2月、インドPune近郊のChakan拠点を拡充すると発表。ギア工場と試験センターを設立する計画。新工場ではハイポイドギアを製造し、国内自動車メーカーに供給する。ギアの年産能力は24万セットを見込んでいる。また、Danaはインド市場向けにアクスル「AdvanTEK」を開発。同アクスルもインドで生産する予定。(2010年2月4日付プレスリリースより)

Mahle Filter Systems India Limited
-2009年8月、Mahle Filter Systems India Ltd. (MFSI)は60百万インドルピーを投資し、インドのParwanooに第2工場を開設。新工場では、ポリウレタンフォームやプラスチックを使用したフィルターエレメント、潤滑油用スピンオンフィルターを製造。フィルターの年産能力は22百万個の見込みで、Tata Motors、Mahindra & Mahindra、GM、Boschなどに供給する。2010年2月までに稼働開始し、年間売上は500百万ルピーを計画しているという。 MFSIはMahle GroupとAnand Automotive Systemsによる合弁会社で、Parwanooに加えて国内のGurgaonとPuneにも1工場ずつ保有している。(2009年8月22日プレスリ リースより)

Faurecia Emission Control Technologies (旧Emcon Technologies India Private Limited)
-2009年9月、インドGujarat州Sanandに工場を建設。マフラーを生産し、Tata Motors 「Nano」に供給する計画で、操業当初の年産能力は10万個を見込む。この新工場はChennai、Bangaloreに次ぐ国内3番目の製造拠点となる。(2009年9月26日プレスリリースより)

-2008年4月、チェンナイに新工場を開設。同社はAnandグループと、米国のEmcon Technologiesとの合弁で、出資比率はEmcon 74%、Anand 26%。新工場では触媒コンバーターなどの排気システムやサイドインパクトビーム、補強パネルASSYなどを生産する。両社はこの合弁事業に4百万ドルを投資しており、さらに10百万ドルの追加投資を行う計画。また、西部インドでの新工場建設も検討中。

Behr India Limited
-2007年インド西部に自動車部品製造の新工場を建設するため17百万米ドルを投資。Pune市近郊の同工場は、インド国内の自動車メーカー向けにエンジン冷却モジュール、熱交換器、コンデンサー、その他部品を製造する。Behr Indiaの2006年の売上は65百万ドルであったが、2007年は90百万ドルの売上を見込んでいる。

-2007年1月、Pune市Chakanに新工場を開設したと発表。BehrとAnandグループは2006年の段階で両社あわせて12百万米ドルを投資しており、2007年内にさらに5百万米ドルを投資する予定。この工場では、チャージエアクーラー、コンデンサー、Viscoファンドライブシステムなど、HVACモジュール、エンジン冷却モジュール、熱交換器を製造する。

Mando India Limited
-2006年10月、ブレーキ生産能力の倍増に取り組む。同社はSriperubundur工場で生産されるHyundaiの新型モデル向けショックシステムを供給する。現在の生産能力は、約30万ユニットであるが、Hyundaiの工場の生産ペースに対応するため今後2年で60万ユニットに増加させる。

Haldex India Limited
-2006年1月、Maharashtra州Nashik市でセルフセッティングオートマチックブレーキアジャスター (S-ABA)製造工場の操業を開始。同工場には約1億インドルピーを投資しており、初期段階で50万個の生産能力を有する。