Samvardhana Motherson Reflectec 2007年 - 2010年の動向

ハイライト

再編

-2009年8月1日付で同社社名を、Visiocorpから「Samvardhana Motherson Reflectec」に変更。 (2009年6月10日付プレスリリースより)

-2009年3月、Motherson Sumi Systems Limited (MSSL) による、同社買収が完了。買収金額は26.5百万ユーロ相当。なお、MSSLはSamvardhana Mothersonグループの中核企業で、インド最大のワイヤーハーネスメーカー。 (2009年3月6日付プレスリリースより)

-2008年4月、ドイツのフューエルフィラーフラップおよびドアハンドル生産拠点の整理統合を行うと発表。2008年7月1日をもって、Wedemark工場を閉鎖、より設備の整ったHattorf工場に生産を移転する。同社は、同工場への大型投資を実施、事業再編をすすめるとともに、生産効率の向上を目指す。(2008年4月23日付プレスリリースより)

-再建計画の一環として、非中核事業であるFreeglass (2007年10月) およびオーディオ事業 (2008年4月) の売却が完了。

合弁事業

-2008年7月、中国錫州に合弁工場を開設したと発表。同拠点はVW、General Motors、日産から受注しているが、先頃SAIC (上海汽車) へのフューエルフィラーモジュール供給も開始した。(2008年7月29日付プレスリリースより)

-2007年10月、同社と寧波華翔電子股份有限公司 [Ningbo Huaxiang Electronic Co., Ltd.] は、外装ミラー、その他自動車部品の生産で折半出資の合弁会社を設立。合弁パートナーの寧波華翔電子は、中国の上場企業で、国内に拠点をおく自動車部品サプライヤーと数多くの合弁事業を実施。合弁会社の名称は「Ningbo Schefenacker Huaxiang Automotive Mirror Co., Ltd」。目下、上海にほど近い浙江省に15,000平米の規模を誇る工場を建設中で、最先端のロボットスプレー塗装システムおよび射出成形機が導入されるという。2008年初夏に稼動予定で、当初は、VWおよびGM現地法人の生産拠点に外装ミラー、フュエルフィラーモジュールを供給する。(2007年10月26日付プレスリリースより)

受賞

-2010年、Fordはキーサプライヤー13社を新たに選定したと発表。今回認定されたのは同社、曙ブレーキ、Automotive Lighting、BentelerBremboFederal-MogulGentexGKNHayes LemmerzKey Safety SystemsMichelinタカタ。Fordは主要サプライヤーとの協力体制強化のため、2005年に「アラインド・ビジネス・フレームワーク(ABF)」を設立。ABF認定サプライヤーは今回発表された13社を含め90社となった。 (2010年4月23日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

-300人以上のエンジニアが、10カ所のエンジニアリングセンター (北米、欧州、アジア、オーストラリア) で研究開発に従事。

製品開発

-2007年11月、同社開発のカメラを使用した死角モニタリングシステムにより、Volvoは、英国でSafety and Technology Awardを受賞。また、Volvoは2007年に導入した新モデルにこのシステムを採用。

設備投資

海外投資

<ハンガリー>
-2010年5月、ハンガリーのSMR Automotive Mirror Technology Hungary Btは、Mosonmagyarovarで新工場を着工した。乗用車用リアビューミラーを生産し、欧州自動車メーカーに供給する。 Mosonszolnok工場に次ぐ国内2番目の生産拠点で、2011年4月までに稼働を開始する予定。この新工場建設により、SMR Hungaryの生産能力が倍増する見込み。また、同社はGyorにあるR&DセンターをMosonmagyarovarに移転し、研究開発機能の強化を計画している。 (2010年6月9日付プレスリリースより)

<タイ>
-2010年、タイにガラス専用工場を建設中であり、2012年3月までに操業を開始する予定。また、ガラス専用工場の操業後にガラス組立工場を開設させる予定。