東風電子科技股份有限公司 2009年度の動向

ハイライト

業績

百万元 2009年12月期 2008年12月期 増減率 要因
売上高 1,289.98 1,168.07 10.44% -市場の低迷により第1四半期の販売が減少したが、政府の景気刺激策に加え、同社自身による新市場開拓策、品質管理強 化、リードタイムの短縮、在庫圧縮、労務費削減、経営管理の効率化などの施策が効果を発揮したことにより、最終的には販売回復にとどまらず増加を実現し た。結果的に、年間の販売額は10.4%増加した。
営業利益 49.70 (52.03) - -最近開発された新製品のインストメーター、センサー、フレキシブルシャフトが利益に寄与した。
経常利益 49.00 (59.56) -
純利益 43.22 (60.72) -

 

株主変更

親会社の東風汽車は新たに法人格を有する部品業務統括会社を設立する。東風汽車は現在保有している、同社を含む部品生産子会社の株式をこの新会社に移譲する予定。(2009年12月31日付会社公告より)

開発動向

研究開発活動として、最先端の開発センターの建設がある。カーメーカーと共同で製品開発をすすめている。

現在開発中の製品群:
-統合インストパネル
-ABS/ASRシステム
-エアディスクブレーキアッセンブリー
-車載ECU
-CV/PVトリム
-ジェネレーター/スターターモーター
-カーナビシステム
-センサー

設備投資

2009年の主な投資プロジェクト

(単位:百万元)
プロジェクト 予算
(百万元)
2009年度の投資
 (百万元)
投資済額の
対予算比率
モールディング設備建設 1.2 0.84 70%
C16A(鄭州日産の開発モデルコード)向けプロジェクト 0.4 0.31 78%

 

国内投資

5月16日、合弁会社東風偉世通汽車飾件系統有限公司(Dongfeng Visteon Automotive Trim Systems Co., Ltd.)は新工場の建設に着工した。建設場所は武漢経済技術開発区で、建築面積は約97,000平方メートル。主にインストパネル、ドアトリム、バン パー、フェンダーなどの乗用車用内・外装トリムを生産する。第一期工事完成後の生産能力は10万台分。新工場には研究開発センターも設置する。(2009 年5月18日付プレスリリースより)