Hyundai Mobis Co., Ltd. [現代モービス(株)] 2012年12月期の動向
ハイライト
2012年12月期のハイライト
-2012年9月、GMからスイッチパネルを受注した。受注金額は約160百万米ドル。この製品は統合センタースタック (Integrated Center Stack: ICS) と呼ばれ、様々なマルチメディア製品を制御する。なお、同社がGMからICSを受注するのは今回で4度目となる。(2012年9月17日付プレスリリースより)
-2012年2月、GMから統合センタースタック (Integrated Center Stack : ICS) を、ChryslerからLEDリアランプを受注した。両社からの受注額は合計で10億7,000万米ドルに達する。(2012年2月1日付プレスリリースより)
海外拠点
-2013年3月、トルコに建設中のモジュール工場が完成予定。同社は2012年2月に現地法人を設立、同年7月に工場起工式を開催していた。(2012年12月1日付プレスリリースより)
-2012年12月、スロバキアに建設していた油圧式・機械式ブレーキシステム (CBS) 工場が完成したと発表。ブレーキキャリパー、ドラムブレーキ、マスターシリンダー&ブレーキブースター、パーキングブレーキなど、CBS部品の加工およびメッキ、組立に至るまで一貫生産体制を構築した。投資額は約500億ウォンで、年間生産能力は約60万台分。現代モービスは、韓国の昌原 (Changwon) 工場で生産したCBS部品をコンプリートノックダウン (CKD) 方式でスロバキアおよびチェコ工場に輸送。これらの工場で組み立て、現代・起亜自動車の現地工場に納入する。 (2012年12月18日付プレスリリースより)
-2012年9月、ブラジルのMobis Brasil Fabricacao de Auto Pecas Ltdaが量産開始。リアシャシーモジュール、コックピットモジュール、バンパーなどを生産する。現代自動車が現地で生産するCUV「HB20」5ドアモデル向けに納入している。(2012年12月1日付プレスリリースより)
-2012年6月、中国の北京現代摩比斯汽車零部件 (Beijing Hyundai Mobis Automotive Parts) において、第3工場が稼働開始。新工場ではフロントエンドモジュール、シャシーモジュール、コックピットモジュールを生産。これらは北京現代自動車の「Avante HD」、「Avante MD」に搭載されている。(2012年12月1日付プレスリリースより)
認証
-2012年12月、スマートクルーズコントロール (SCC) と車線維持支援装置 (LKAS) のソフトウェアについてISO26262認証を取得した。車載電子制御部品の機能安全に関する国際規格。韓国の自動車メーカーおよび自動車部品メーカーを含めて、国内で同認証を取得したのは現代モービスが初となる。同社は2013年、エアバッグ安全装置 (ACU) をはじめとする4つの安全システムを対象に、ISO26262取得を推進する。また、2014年までにメカトロニクス全製品について同認証を取得する計画。(2012年12月10日付プレスリリースより)
業績 (連結) |
(単位:億ウォン) |
2012年 12月 |
2011年 12月期 |
増減率 |
備考 |
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売上高 | 307,890 | 262,945 | 17.1% | -2012年12月期はモジュール事業の売上が 292,009億ウォンで、全体の94.8%を占める。 -モジュール事業 顧客別売上高比率 現代自動車 : 28.6% 起亜自動車 : 23.7% 北京現代 : 14.3% 合計 : 66.6% |
営業利益 | 29,063 | 26,372 | 10.2% | - |
当期純利益 | 35,420 | 30,268 | 17.0% | - |
受注
GM-2012年9月、GMからスイッチパネルを受注した。受注金額は約160百万米ドル。この製品は統合センタースタック (Integrated Center Stack: ICS) と呼ばれ、様々なマルチメディア製品を制御する。なお、同社がGMからICSを受注するのは今回で4度目となる。(2012年9月17日付プレスリリースより)
-2012年2月、GMから統合センタースタック (Integrated Center Stack : ICS) を、ChryslerからLEDリアランプを受注した。両社からの受注額は合計で10億7,000万米ドルに達する。(2012年2月1日付プレスリリースより)
海外拠点
-2013年3月、トルコに建設中のモジュール工場が完成予定。同社は2012年2月に現地法人を設立、同年7月に工場起工式を開催していた。(2012年12月1日付プレスリリースより)-2012年12月、スロバキアに建設していた油圧式・機械式ブレーキシステム (CBS) 工場が完成したと発表。ブレーキキャリパー、ドラムブレーキ、マスターシリンダー&ブレーキブースター、パーキングブレーキなど、CBS部品の加工およびメッキ、組立に至るまで一貫生産体制を構築した。投資額は約500億ウォンで、年間生産能力は約60万台分。現代モービスは、韓国の昌原 (Changwon) 工場で生産したCBS部品をコンプリートノックダウン (CKD) 方式でスロバキアおよびチェコ工場に輸送。これらの工場で組み立て、現代・起亜自動車の現地工場に納入する。 (2012年12月18日付プレスリリースより)
-2012年9月、ブラジルのMobis Brasil Fabricacao de Auto Pecas Ltdaが量産開始。リアシャシーモジュール、コックピットモジュール、バンパーなどを生産する。現代自動車が現地で生産するCUV「HB20」5ドアモデル向けに納入している。(2012年12月1日付プレスリリースより)
-2012年6月、中国の北京現代摩比斯汽車零部件 (Beijing Hyundai Mobis Automotive Parts) において、第3工場が稼働開始。新工場ではフロントエンドモジュール、シャシーモジュール、コックピットモジュールを生産。これらは北京現代自動車の「Avante HD」、「Avante MD」に搭載されている。(2012年12月1日付プレスリリースより)
認証
-2012年12月、スマートクルーズコントロール (SCC) と車線維持支援装置 (LKAS) のソフトウェアについてISO26262認証を取得した。車載電子制御部品の機能安全に関する国際規格。韓国の自動車メーカーおよび自動車部品メーカーを含めて、国内で同認証を取得したのは現代モービスが初となる。同社は2013年、エアバッグ安全装置 (ACU) をはじめとする4つの安全システムを対象に、ISO26262取得を推進する。また、2014年までにメカトロニクス全製品について同認証を取得する計画。(2012年12月10日付プレスリリースより)開発動向
研究開発拠点
拠点名 | 所在地 |
竜仁 (Yong-in) 技術研究所 | 韓国 京畿道 龍仁 (Yong-in) 市 |
義王 (Uiwang) 研究所 | 韓国 京畿道 義王 (Uiwang) 市 |
上海R&Dセンター | 中国 上海 |
デトロイトR&Dセンター | 米国 ミシガン州デトロイト |
フランクフルトR&Dセンター | ドイツ フランクフルト |
インドR&Dセンター | インド ハイデラバード |
研究開発費
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(単位:百万ウォン) |
2012年12月期 |
2011年12月期 |
2010年12月期 |
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金額 | 357,863 | 322,279 | 266,160 |
対売上高比率 | 1.2% | 1.2% | 1.2% |
研究開発体制
-2012年8月、技術フォーラムとCTO協議会を推進し、未来型自動車に関する独自の中核技術を早期に確保すると発表。技術フォーラムは、大学教授らによって構成される諮問団の協力により、先端技術の動向を把握したり、懸案に対する諮問を受けるなど、産学間の技術交流を活性化するためのR&Dネットワーク。また、CTO協議会では、協力会社のCTO (Chief Technology Officer) が参加して技術開発のロードマップを共有し、これに基づいた研究開発課題について協議していく。 (2012年8月16日付プレスリリースより)-2012年3月、インドのデリーに営業拠点を開設。エアバッグやオーディオ製品を中心に拡販を図る。また、同国ハイデラバードのR&Dセンターはこの新拠点と連携し、現地需要に適合した製品を開発する計画。さらに、主要部品の開発を現地化することで、価格競争力を強化する。 (2012年3月20日付プレスリリースより)
研究開発実績
-2012年6月、自動車用映像認識統合ソフトウェアを開発した。車線逸脱警報システム、前方衝突警報システム、ハイビームアシストシステム向け。同社はこの開発に約50億ウォンを投資した。(2012年6月29日付プレスリリースより)-2012年4月、LEDを採用したフルAFLS (Adaptive Front Lighting System) と、ハイビームアシストを韓国企業として初めて開発することに成功した。フルAFLSは様々な走行条件に応じて、ランプの角度と照度を自動的に調整する。また、ハイビームアシストは運転者が操作することなく、ハイビームとロービームを自動的に切り替える。両製品ともに、起亜自動車の大型セダン「K9」に搭載される。(2012年4月6日付プレスリリースより)
設備投資
設備投資額 |
(金額:百万ウォン, 千USD) |
投資予定 総額 |
投資済み 金額 |
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国内法人 | 466,816 | 425,889 |
海外法人 | USD 426,683 | USD 396,989 |
合計 | 908,597 | 870,914 |
工場開設
-2012年12月、忠清北道の忠州 (Chungju) 市に環境対応車向け部品の新工場を建設すると発表。2014年の完成を予定している。同社は2012年10月、忠州市に位置するHL Green Power Co.の工場の一部を取得していた。HL Green Powerは現代モービスとLG化学による合弁会社で、自動車用二次電池を生産している。(2012年12月18日付プレスリリースより)-2012年6月、子会社HL Green Powerは韓国に自動車用バッテリーパックの新工場を建設すると発表。生産能力は年間10万台分を見込んでいる。土地取得に27,000百万ウォン、製造装置に7,500百万ウォンを投資する予定。(2012年6月29日付プレスリリースより)
-2012年3月、光州(Gwangju)広域市の真谷産業団地 (Jingok Industrial Complex) に新工場を設立すると発表。コックピットモジュール、フロントエンドモジュールを生産する。設備投資額は約300億ウォン。2012年6月に着工し、同年12月の完成を予定している。(2012年3月8日付プレスリリースより)