Sanden Huayu Automotive Air-Conditioning Co., Ltd.[華域三電汽車空調有限公司] (旧 Huayu Sanden Automotive Air Conditioning Co., Ltd.) 2018年12月期の動向

新工場

-2016年1月、上海浦東張江高科技園区 (Zhangjiang Hi-Tech Park) で合慶工場 (Heqing Plant) の定礎式を行った。工場の敷地面積は11.62万平方メートル。総投資額は約10億元。主にカーエアコンとコンプレッサーを生産する。建設は2期に分けて 行い、第1期は2017年2月竣工の予定。(2016年1月18日付け各種プレスリリースより)

買収

-2018年度、同社はサンデンホールディングスの保有する「上海三電汽車空調有限公司」(以下、上海三電)の株式25%を取得。取引完了後、上海三電は同社の完全子会社となる。(2018年アニュアルレポートより)

受注

-2018年、同社は上海乗用車「ei5」、VW 「Lavida」、Volvo「XC60」、長城汽車「P8」などのEV/HEVモデル向けの受注を取得。今年、電動コンプレッサーを年間13.2万基超の提供を実現。(2018年アニュアルレポートより)

受賞

-2018年3月、同社は上汽大通からエクセレントサプライヤー賞を受賞したと発表。(2018年3月26日付けプレスリリースより)

開発体制

-200人規模のテクニカルセンターを保有。下部組織として製品エンジニアリング部、試験センターを置く。

-子会社上海貝洱熱系統有限公司は冷却、熱交換、エアコンシステムの開発チーム及び試験センターを保有。約150人のエンジニアが開発に従事している。

その他

-2016年12月16日、サンデンホールディングス(株)とBP-GEN3電動コンプレッサー技術の独占的ライセンス契約を結んだ。BP-GEN3電動コンプレッサーは小型軽量化と高い効率性、適用可能性が特徴。VWのMQBプラットフォームなどの技術基準に適合している。このほか、同社は独自開発したSEEシリーズ電動コンプレッサーも2017年に量産する予定。(2017年1月11日付け各種リリースより)