Lingyun Industrial Corporation Limited[凌雲工業股份有限公司] 2022年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
2022年12月期 | 2021年12月期 | 増減率(%) | |
売上高 | 16,688.81 | 15,749.99 | 5.96 |
営業利益 | 719.34 | 697.19 | 3.18 |
経常利益 | 723.12 | 702.62 | 2.92 |
純利益 | 603.79 | 545.52 | 10.68 |
受注
‐子会社の成都凌雲汽車零部件有限公司(成都凌雲)がBYDのV67/VB1バッテリーケーストレイフレームビームを受注したと発表した。BYD傘下の弗迪に2種類12製品を供給する。全ライフサイクルにおける受注総額は1.2億元の見込み。また、アルミニウムバンパーの受注も獲得し、乗用車向けに4製品を供給する。全ライフサイクルにおける受注総額は2.16億元の見込み。(2023年2月27日付凌雲股份の公式サイトより)
-中国国内において、新エネルギー車メーカーからアルミ合金製ドアシル及びドアクラッシュビームを受注。2023年5月から量産を開始する。(2022年6月10日付けプレスリリースより)
-同社は、北米の新エネルギー車(NEV)メーカーからサーマルマネジメント用パイプおよび車体構造部品のサプライヤーに選定されたと発表した。サーマルマネジメント用パイプは、エネルギー貯蔵ユニットに使用されるもの。供給期間は10年間で、2022年9月から量産開始する。また、車体構造部品は高強度鋼板を活用したもの。供給期間は5年間で、2022年9月から量産開始する。(2022年4月27日付プレスリリースより)
-凌雲股份涿州工場において、アルミ合金製バッテリーロアハウジングASSYをMercedes-Benz向けに量産開始した。同社はこのほか、Porsche、BMW、Mercedes-Benz、PSA、長城汽車、CATL向けバッテリーケースの量産を行っている。(2021年10月19日付けプレスリリースより)
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
2022年12月期 | 2021年12月期 | 2020年12月期 | |
研究開発費 | 622.30 | 543.22 | 511.35 |
売上高に占める比率(%) | 3.73 | 3.45 | 3.78 |
-2022年末現在、研究開発人員は1,685名で、全体の16.42%を占める。
研究開発体制
‐清華大学蘇州汽車研究院と先進自動車技術イノベーションセンターを共同で設立することに関して合意したと発表した。両社は自動運転、新エネルギー車(NEV)用バッテリーの管理、車両の熱管理システムなどの技術交流を行っており、今回の了解覚書(MOU)を締結したという。(2023年3月13日付凌雲工業の公式サイトより)
-上海に凌雲中央研究院を設立。バッテリーケース、高強度・軽量衝突防止ソリューション、長繊維に関する新技術、低透水性低排出自動車配管システムなどの領域で研究開発を行う。
-凌雲中央研究所を中心に、武漢の研究拠点や、新エネルギー、自動車安全技術、熱成形、自動車チューブシステムなど全8の拠点で研究開発を行っている。
特許
-2022年に216件の特許を申請。うち37件の発明特許を含む。(2022年アニュアルレポートより)