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Harbin Dongan Auto Engine Co., Ltd.[哈爾浜東安汽車動力股份有限公司] 2023年12月期の動向

業績

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 5,404.35 5,767.08 (6.29)

-完成機メーカーからの受注減少の影響を受け、同社の販売台数は減少し、営業利益は減少した。

営業利益 (10.79) 145.62 (107.41)
経常利益 4.72 149.04 (96.83)
純利益 4.69 142.99 (96.72)

 

新プロジェクト

-同社は総投資額4億8,788万3,800元で新エネルギーハイブリッドシステム新生産拠点の第一期建設プロジェクトを進めており、2023年末に生産開始。

製品開発動向

-同社は、同社初となる2.5LメタノールターボエンジンN25TMを開発したと発表した。このエンジンは、メタノールおよびガソリンのデュアル噴射システムの採用を特長としている。また、高効率ターボチャージャー、センター吸排気デュアルVVT、フルMAP可変オイルポンプ、統合型排気マニホールド、シリンダブロックとシリンダカバーの独立冷却など一連の先進技術が活用され、熱効率は43%以上に達する。黒龍江省は食糧、木材が多い地域であり、毎年大量の残余廃棄物が利用されており、年平均約2,000万トンのバイオマスメタノール(グリーンメタノール)に転化されている。東安動力はこのエンジンをきっかけとして、燃料エンジンユニットに代わる新しいプラットフォームを徐々に開発していく。(2024年4月12日付東安動力のWechat公式アカウントより)

-同社は、Mシリーズの高効率エンジン「M15NTE」を開発したと発表した。「M15NTE」は超高圧縮比、ディープミラーサイクル、可変オイルポンプ、シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールド、耐摩耗構造などを採用している。熱効率は42%に達し、乗用車の燃費規制第5段階、商用車の燃費規制第4段階に適合する。(2024年1月25日付の東安動力Wechat公式アカウントより)

-東安動力は、N20TDEエンジンを開発したと発表した。この製品は東安動力とオーストリアのパワーエンジニアリング会社AVLが共同開発したもの。N20TDEエンジンは、超高圧縮比、ディープミラーサイクル、高タンブル吸気ポート、シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールド、LP-EGRおよび高性能化した耐摩耗構造を採用し、熱効率43%以上を実現している。主に中大型乗用車のハイブリッド車(HV)向けとなっている。(2023年12月28日付東安動力のWechat公式アカウントより)

-東安動力は、同社初となる大トルク後輪駆動8AT「DASP1200」の開発に成功したと発表した。この製品の入力トルクは1,200N・mに達し、2つのパワーテイクオフ(PTO)インターフェースを配し、トルク密度は8N·m/kgで、中大型トラック、バス、建設機械、特殊車両などの高負荷モデルに適用される。今後、年間販売台数は10万台超で、売上高が30億元超増加する見込み。(2023年12月14日付東安動力のWechat公式アカウントより)

-同社は、高効率エンジン「M16NE」および「M16NL」を開発したと発表した。これらのエンジンは、既存のMシリーズプラットフォームの技術をベースにアップグレードした製品。アルミ合金製エンジンブロックなどの軽量素材や、14/15超高圧縮比、デュアルインジェクター、アトキンソンサイクル、高タンブル吸気ポート、シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールド及び高性能化した耐摩擦構造を採用する。高効率冷却EGR、高エネルギー点火などの技術により、エンジン熱効率41%を実現し、さらには42%以上を目指している。乗用車は燃費規制第5段階に、商用車は燃費規制第4段階に適合する。M16NLエンジンとM16NEエンジンはそれぞれ従来型車両、新エネルギー商用車向けとしている。(2023年1月31日付東安動力WeChat公式アカウントより)

受注

-東安動力は、福田時代の「W1プロジェクト」向けにM16Nエンジンを供給すると発表した。供給されるエンジンは、東安動力の新エネルギーハイブリッドシステム新工場で生産され、福田時代の小型トラック「祥菱Q」に搭載される予定。M16Nエンジンは東安動力が2021年に開発したMシリーズ第2世代高効率プラットフォームをベースとした初のエンジン。主にN1クラス商用車の燃費規制第4段階、乗用車の燃費規制第5段階に適合する。(2023年8月9日付東安動力のWechat公式アカウントより)

-東安動力は、2023年第2四半期に自動車メーカー16社から受注を獲得したと発表した。東安動力は、これらメーカーの23プロジェクトに動力系アセンブリまたはレンジエクステンダー、ハイブリッド、天然ガス用のエンジン、AT、DHTなどを供給する。供給期間における販売台数は135万台超の見込み。(2023年7月4日付東安動力のプレスリリースより)

 

研究開発費

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 2021年12月期
研究開発費用 293.87 291.60 324.92
売上高に占める割合(%) 5.44 5.06 4.93

-2023年末現在、同社は研究開発員505名を有しており、総従業員の15.86%を占める。

-2023年、同社は3つの国家標準と5つの業界標準の策定に参加し、176件の特許を申請した。

北京智悦発動機有限公司を取得

-東安動力は、福田汽車との合弁会社である北京智悦発動機有限公司がG01エンジン生産ラインの更新プロジェクトを行うと発表した。プロジェクトへの総投資額は2.18億元、建設期間は18カ月、北京智悦G01エンジン生産ラインを更新して東安動力N20シリーズエンジンを生産する予定で、クラスN1の大装備、クラスN2の低装備およびピックアップトラック市場の大排気量ガソリンエンジンおよび福田汽車商用車のガソリンエンジンや新エネルギー車向け製品の製造を担う。完了後、N20製品の生産能力は18万台/年に達し、G01製品の生産能力は1万台/年となる。(2023年4月29日付東安動力のプレスリリースより)

-東安動力は、北汽福田汽車股份有限公司(福田汽車)と資産の取引に関する契約を締結したと発表した。福田汽車は保有する北京智悦発動機有限公司の株式60%を東安動力に3.42億元で譲渡する。(2023年3月16日付東安動力のプレスリリースより)

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