パナソニックHD、新成形材を開発 セルロースファイバーの技術応用 パナソニックホールディングスは、植物由来のセルロースファイバーを高濃度に樹脂に複合化する技術を応用し、エンジニアリングプラスチックと同等の強度を持つ成形材料を開発したと発表した。ナイロン系の樹脂にセルロースファイバーを40%添加することで、高...

ニュース  最終更新日: 2025/05/27

村田製作所、パワー半導体用NTCサーミスタを量産 村田製作所は、パワー半導体用NTCサーミスタ「FTIシリーズ」の量産を開始した。世界初となる樹脂モールド構造により絶縁性を確保し、半導体チップと電極を細い金属線で接続するワイヤーボンディングと呼ばれる実装技術に対応する。パワー半導体と同一のパッド上にサーミスタを...

ニュース  最終更新日: 2025/05/23

取引先を自動車メーカーで3社、ティア1で5社以上、それぞれ増やす目標を掲げる。業績拡大とともに、納入先の分散で経営の安定化も図る。同社は、自動車のインストルメントパネルやラジエーターグリル、バンパーなど、樹脂系の内外装部品を中心に手掛ける。市場拡大が見込まれる電動車は、燃費改善や電気自動車(EV)の航続距離...

ニュース  最終更新日: 2025/05/16

独エンバリオ、樹脂製ギアの寿命予測 新技術開発にめど オンライン提供も視野 自動車の軽量化ニーズを背景に採用が進む樹脂製ギア(歯車)について、独エンバリオ(デュッセルドルフ)は人工知能(AI)を駆使し、正確な寿命を予測する技術のめどをつけた。早期に実用化し、将来はオンライン経由で顧客にも提供する考えだ。自動車部品...

ニュース  最終更新日: 2025/05/14

住友ゴム、3Dプリンター用ゴム材料開発 2026年事業化目指す 自動車向け展開も視野 住友ゴム工業は、3D(三次元)プリンター用ゴム材料を開発した。まずは医療やロボットハンド用などを視野に2026年の事業化を目指す。紫外線(UV)で固化する光造形プリンターは通常、エポキシ系などの液体樹脂が使われ、ゴム材料は珍しい。同社は、35年...

ニュース  最終更新日: 2025/05/13

LISI Automotive、eモビリティおよび自動車産業向け樹脂埋め込み用ボルトを発表 ・LISI Group (LISI Automotive) は、eモビリティ、自動車業界を含むさまざまな産業向けの樹脂埋め込み用ボルトを発表した。 ・このオーバーモールディングスクリューは、射出成形によりプラスチック部品に直接組み込まれるように設計されている。特殊なヘッド...

ニュース  最終更新日: 2025/05/01

独Handtmann Systemtechnik、欧州バッテリーショーでバッテリーのイノベーションを発表 ・ドイツの金属・樹脂加工メーカーHandtmann Systemtechnikは4月24日、2025年の欧州バッテリーショー(Battery Show Europe)でバッテリーシステムのラインナップを紹介すると発表した。同社はリン酸鉄リチウム(LFP)セル技術をベースとした電圧1,000V以下で数MWhの容量...

ニュース  最終更新日: 2025/04/30

ことで高潤滑状態でも優れたシール性を確保している。2万130rpmの回転数で240時間漏れや摩耗がないことが確認され1,000時間の耐久試験もクリアした。 ・このシールは様々なeアクスル流体と互換性のある特別調合されたフッ素樹脂(FKM)を使用している。左右対称設計により複数のEVアプリケーションで双方向使用でき、OEMは低性能方向の...

ニュース  最終更新日: 2025/04/21

部品メーカー、型内塗装技術に商機 脱炭素化に貢献 対応製品拡大へ デザイン性にも強み 部品メーカー各社が、金型内で樹脂成形や塗装を一気に行う「型内塗装技術」を相次いで開発している。各社は脱炭素につながる工法として、多様な部品への展開を見込む。型内塗装技術では、射出成型機に塗料の注入ユニットを設けて塗料を...

ニュース  最終更新日: 2025/04/18

リプロピレンとガラス繊維のみで構成されていたが、現在では1台あたり約60gのもみ殻が使用されている。これにより部品重量が5.8%削減され、生産コストも最大2%削減されている。  ・この革新的技術は、Oryzite社とイタリアの樹脂部品メーカーSIGIT社の長年にわたる共同研究開発の成果であり、現在「アローナ」の生産ラインに完全に...

ニュース  最終更新日: 2025/04/17

環境規制への適合を図っている。また、化学架橋した分子構造によりエントロピー弾性を確保し、負荷がかかった時にバッテリーセルの容積が周期的に変化しても形状を維持できる。これにより熱暴走状態において熱可塑性樹脂に優るシール性能を発揮して電解液の漏れや汚染を防止する。 ・顧客のプロジェクトでは、この新素材を...

ニュース  最終更新日: 2025/04/15

本市「Chinaplas 2025」に出展すると発表した。同社は今回、6つの事業ゾーンで構成される展示を行う計画。このうち「Mobilityゾーン」では、高光沢かつ耐熱性・耐候性を備えたASA (アクリロニトリル・スチレン・アクリレート) 樹脂を活用したラジエーターグリルや、車載インフォテインメントパネルなどに使用される高剛性・電磁波遮蔽...

ニュース  最終更新日: 2025/04/14

している。ただ、実際の規制までには曲折も予想される。石油由来のポリマーなどを原料とする炭素繊維は、軽くて強度が高いため、スポーツ用品から航空機までさまざまな分野で用いられる。自動車の場合、炭素繊維強化樹脂(CFRP)としてドアやルーフといった外板のほか、一部の機構部品や燃料電池車(FCV)の水素タンクなどに用いら...

ニュース  最終更新日: 2025/04/10

ド車やEVバス、クレーン車などで実用化している。今回、底板に初めてアルミニウムを採用することで放熱性を従来品の2倍に高めたモジュール製品を開発。短時間での連続高入出力と寿命維持の両立を図った。底板は従来、樹脂材料を使用していた。アルミは熱抵抗が低く、放熱性が高いものの、導電性がある。このため独自の新構造...

ニュース  最終更新日: 2025/04/10

戸田工業と三洋化成、磁性ウレタン樹脂を共同開発 戸田工業と三洋化成工業は、電子機器の高い熱伝導性や電磁ノイズ低減につながる2液硬化型の磁性ウレタン樹脂「キラオーパス」を共同開発したと発表した。電子機器の小型化や薄型化、安定動作、通信品質向上に寄与する。新開発の磁性ウレタン樹脂は、硬化前が流動性のあるペ...

ニュース  最終更新日: 2025/04/08

のE-Fiberフレームシールドを発表した。このシールドは最高1,400℃の高温、ホットパーティクルの摩耗、ガス圧に耐えることができ、バッテリーが過熱し発火した場合の乗員の安全性を高める。 ・このシールドは、強化繊維と樹脂を1〜2ミリの薄層にした複合材料をベースにしている。これらは市場に出回る鉱物雲母の代替品よりも軽く...

ニュース  最終更新日: 2025/04/07

独Envalior、PIAE会議で電動モビリティ、軽量化、安全性に関する用途を紹介 ・ドイツの樹脂加工メーカーEnvaliorは3月25日、ドイツ技術者協会(VDI)が主催するPlastics in Automotive Engineering (PIAE)会議において、電動モビリティ、軽量化、持続可能性、安全性、快適性といったテーマに焦点を当てた最新の材料イノベーションを紹介すると発表し...

ニュース  最終更新日: 2025/04/03

住友ベークライト、車載ガラスの代替に樹脂材料を開発 映り込み防止や撥水性などが特徴 住友ベークライトは、バイオミメティクス(生物模倣)を活用し、車載ガラスの代替になる樹脂材料を開発した。ガラスより軽く、夜間の映り込み防止や長期にわたる撥水(はっすい)性などの特徴を持つ。機能性フィルムや表面コーティング技術な...

ニュース  最終更新日: 2025/04/02

を約1割縮め、重量を半減させた。2030年までに年間40億円の売り上げを目指す。深溝玉軸受は主にモーターや減速機の軸を保持する。新製品は小型・軽量化に加え、摩擦抵抗も従来品比で25%減らした。新開発した「幅狭組合せ樹脂保持器」を採用したことで幅も従来品比で38%短縮した。軸受の高速回転性能を表すdmn値は従来品の180万に...

ニュース  最終更新日: 2025/03/31

BASF、中国におけるポリエステルとポリウレタンの生産能力を増強 ・BASFは3月24日、同社のコーティング部門BASF Coatingsが中国・上海の曹涇(Caojing)工場におけるポリエステル樹脂とポリウレタン樹脂の生産能力を増強したと発表した。2015年に年間生産能力8,000トンで設立された同工場の年間生産能力は今回の増強により1万8,800トンとなっ...

ニュース  最終更新日: 2025/03/26