分析レポート オートマチックトランスミッション (AT) (⽇本・欧州・米国市場編)
継続する多段化への漸進 と MT需要吸収を狙うトヨタ8速
                                    2025/04/14
                                    
                                
                                
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| アイシン | ジヤトコ | ZF Friedrichshafen | Allison Transmission | 
はじめに
トランスミッションは車両の基幹コンポーネントであり部品点数が多く組立も複雑であるためOEM内製あるいは限られた専門メーカーが生産している。
本稿で扱うATは基本的にトルクコンバーターと遊星ギアボックスを組み合わせた有段変速機であるが、いずれかを持たない次の構成のものも含む。
- トルココンバーターの代わりに多板クラッチあるいはモーターで動力伝達するもの
 - 遊星段に換え2軸式ギアボックスを用い、トルクコンバーターを組み合わせたもの
 - 上記1はハイブリッド用に多く下図1. 内の緑枠で囲った ”ATベース” の構造であるが、ICE車でも多板クラッチ式をMercedes-Benzは長年用いており、マツダも2022年以降使用している。
 
一方、AWDやCVT下段に付随する副変速機、車軸に設ける最終減速機、出力の車外取り出し(PTO)に用いられるギアボックスは形式如何に関わらず含まない。
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| 図1 エンジンおよびモーター動力を断続および混合する部分の構造 出所 各社発表をもとにマークラインズ作成  | 
                    
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