日本市場の新型車装備:ESCが小型車・軽自動車に拡大

低燃費運転を支援するエコモード、アイドリングストップ機構の採用も拡大

2011/02/03

要 約

 以下は、日本の自動車メーカーが2010~2011年初めに国内発売した、新型乗用車の主要装備の概要である。同期間に発売された新型乗用車は、新モデルとフルモデルチェンジ車を合わせて、トヨタは Toyota ブランド車が 4車種、Lexus ブランド車が 1車種、ホンダは2車種、日産は5車種、スズキは3車種、マツダ、三菱自動車、ダイハツは各1車種で、計18車種 (OEM車を含まない)。

 走行安定性装備では、横滑り防止装置のESC (Electronic Stability Control) の採用が小型車・軽自動車にも拡大している。日本では、ESCの搭載が、登録車には2012年10月から、軽自動車には2014年10月から義務化される。衝突安全性では、前席サイドエアバッグとカーテンエアバッグの採用が拡大している。

 運転支援機能では、坂道での発進を支援するヒルスタートアシストの標準装備化が進んでいる。視認性確保では、車外の明るさに応じて自動的にヘッドランプが点灯・消灯するオートライトシステムの設定が拡大した。

 シートでは運転席シートヒーターの採用が拡大。利便性では、エンジンやCVT、エアコンを燃費重視で制御するエコモード機能やアイドリングストップシステムの採用が拡大している。

日本の自動車メーカーの主要な装備設定状況 (2010~2011年1月に国内発売した新型車)

全仕様に標準装備
装備 設定車種
走行安定性 ESC Toyota FJ Cruiser, Lexus CT200h, Honda CR-Z,
Nissan Leaf, Nissan Elgrand
衝突安全性 前席サイド/カーテンエアバッグ Toyota FJ Cruiser, Lexus CT200h, Nissan Leaf,
Nissan Elgrand
運転支援 ヒルスタートアシスト Lexus CT200h
視認性確保 オートライトシステム Lexus CT200h, Nissan Leaf, Nissan Serena,
Nissan Elgrand
シート 運転席シートヒーター Lexus CT200h, Suzuki Solio
利便性 エコモード Lexus CT200h, Honda CR-Z, Nissan Serena,
Nissan Elgrand
一部仕様に標準装備
装備 設定車種
走行安定性 ESC Toyota Vitz, Honda Freed Spike, Nissan Serena,
Nissan Juke, Mazda Premacy, Mitsubishi RVR,
Suzuki Swift
衝突安全性 前席サイド/カーテンエアバッグ Honda Freed Spike, Suzuki Swift
運転支援 ヒルスタートアシスト Honda CR-Z, Nissan Serena, Mitsubishi RVR
視認性確保 オートライトシステム Toyota Vitz, Toyota Ractis, Honda Freed Spike,
Honda CR-Z, Nissan March, Nissan Juke,
Mazda Premacy, Mitsubishi RVR
シート 運転席シートヒーター Toyota Vitz, Nissan Elgrand, Suzuki MR wagon,
Suzuki Swift
利便性 アイドリングストップシステム Toyota Vitz, Nissan Serena, Nissan March,
Mazda Premacy, Daihatsu Move
エコモード Daihatsu Move
オプション設定
装備 設定車種
走行安定性 ESC Toyota Ractis, Toyota Passo, Suzuki MR wagon
衝突安全性 前席サイド/カーテンエアバッグ Toyota Vitz, Toyota Ractis, Toyota Passo, Honda CR-Z,
Nissan Juke, Mazda Premacy, Mitsubishi RVR,
Suzuki MR wagon
運転支援 プリクラッシュセーフティシステム Lexus CT200h, Nissan Elgrand
レーダークルーズコントロール Lexus CT200h, Nissan Elgrand
シート 運転席シートヒーター Honda CR-Z, Mitsubishi RVR

(注) アイドリングストップシステムの設定車種については、ガソリン車のみを記載した (HEV, EV は除く)。