NVIDIAとQualcomm:メガテック2強の車載事業分析
SDV時代の選択 ~パートナーシップ構築に向けて
要約
CASEという言葉が自動車業界で叫ばれるようになってから久しい。とりわけ「A(Autonomous:自動運転)」と「C(Connected:コネクテッド)」の領域において、従来の自動車部品サプライヤーの序列を塗り替え、その存在感を高めているのが、NVIDIAとQualcommの2社である。
本レポートでは自動車産業の地殻変動において台頭著しいメガテック2強の分析を行い、この2社がなぜ自動車産業の主導権を握るに至ったのか、その強さの源泉と戦略を深掘りする。さらに、SDV(Software-Defined Vehicle)時代において、完成車メーカー(以下OEM)やサプライヤーがこれらメガテック企業とどのようなパートナーシップを築いていくべきか、その手がかりとなる両社の成長戦略を示す。
両社の戦略や立ち位置には、明確な思想の違いが存在する。特にアーキテクチャの思想を対比すると、NVIDIAは「E2E(エンド・ツー・エンド)のAI」によってクルマを1つの巨大なAIコンピューターへと変革し、そのエコシステムを垂直統合することを目指していると見られる。これに対し、Qualcommは車両制御、コックピット、インフォテインメントを同社の強みである通信で繋ぎ、クルマを1つの洗練された移動体情報端末へと仕立て上げる水平分業の道を歩んでいると言える。
NVIDIAやQualcommなど注目の車載ソフトウェアベンダーについて、製品や導入企業、パートナー、最新のニュースなどを掲載しています。
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