VW中国:現地開発と新車投入を加速
AudiのA5L Sportback、ES Sportback、VWのコンセプト3モデルを上海モーターショーで披露
2025/06/05
- 要約
- VWグループ:2027年までに約40モデルをリリース、うち20モデル超はNEV
- 上汽Audi/上汽VW:Huawei技術の搭載と中国専用電動モデル、幅広いパワートレインをカバー
- 一汽Audi/一汽VW:CMP初のEVコンセプトカー「ID.AURA」を発表
- VW(安徽):現地生産のコネクテッドカーを展開
- Porsche:「911 Spirit 70」を世界初公開、「911 GT3」を中国で初公開
要約
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新ブランドAUDIの専用ロゴ |
VWグループは2035年までに世界の自動車テクノロジーの先駆者になるというビジョンを掲げ、顧客向けの技術開発に引き続き注力しており、「In China, For China」という現地化戦略を加速し、中国での研究開発体制の再構築に取り組んでいる。製品開発サイクルは30%短縮され、コストも40%削減された。2027年までに約40モデルをリリースする計画で、そのうち20モデル超はNEVである。また、2030年までに約30のEVを中国に投入し、全ブランドで電動車を展開する。
このような中、上海モーターショー2025では、電動化とインテリジェント分野の最新成果を展示し、技術開発と現地生産モデルの進捗を発表した。3つがVWブランドのコンセプトカー「ID. ERA」、「ID. EVO」、「ID. AURA」。Audiブランドは、PPE(Premium Platform Electric)をベースに、CATLのバッテリーを搭載したEVモデル「Q6L e-tron」ファミリーと「A6L e-tron」を発表するとともに、複数の新型モデルも披露した。また、複数の知能化技術と先進的な運転支援機能を搭載した新ブランド「AUDI」初となるEVモデル「E5 Sportback」も発表。E/Eアーキテクチャ「Audi E³ 1.2」を採用した「A5L」と新型「Q5L」も展示され、インテリジェントコネクテッド分野の技術開発力をアピールしていた。グループ全体で、コネクティビティ製品を強化している。
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