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SDVに対応するソフトウェアの開発環境

オートモーティブワールド2025:NTTデータ、ミックウェア、デンソー講演・展示取材

2025/04/09

要約

 SDVの最新動向として、業界を超えたエコシステムが必要とされ、実際にNTTデータとデンソーとで包括契約が締結された。今後、クルマ業界以外 (主にIT業界) からの参入者とクルマ業界関係者との連携が増えることが予想される。また、ソフトウェアの価値が増す(クルマに占めるコスト割合が増える)につれて、ソフトウェアの標準化活動に加え、ソフトウェア人財の確保とその育成も重要なテーマ/課題となっている。

 本稿では2025年1月22~24日に東京ビッグサイトで開催されたオートモーティブワールド2025におけるSDV(Software Defined Vehicle)関連の講演および展示のうち、NTTデータ、デンソー、ミックウェアの内容について報告する。

 

SDV関連講演&展示まとめ

NTTデータ (講演) SDVは、ユーザー起点で新たな体験価値を提供し続けるエコシステムと捉えることができ、7つの観点で業界にインパクトをもたらすと説明。例えば企業の組織運営であればOEMを頂点としたTier構造(ピラミッド構造)から、業界の垣根を超えた柔軟なエコシステム(フラット構造)に変化する。
NTTデータ (展示) SDVがもたらす「クルマ作りの変革」「ユーザー体験の変革」「ユーザー活用による社会変革」をSDV全体像として展示。
ミックウェア (展示) 車載ソフト開発を強みとする会社からハードウェアを抽象化したクラウド(仮想環境)上でプラットフォーム/アプリ開発~自動試験までカバーする統合開発環境(CARE-RISU)を紹介。
デンソー (講演) SDVに対応するソフトウェア基本戦略として、以下の3つの競争力のもと施策を推進中。
①実装力:クルマ全体の知見を活用し製品に仕上げる力
②人財力:グローバル開発体制のさらなる強化
③展開力:ソフトウェア人財育成プログラム及び技術の標準化による業界貢献

 

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