インド Bharat Mobility Global Expo 2024(2)二輪車
二輪車OEMとEVスタートアップ:フレックス燃料二輪車、電動二輪車
2024/03/18
- 要約
- Hero MotoCorp:二輪/三輪車両に変換可能な電動車コンセプト、VidaのEVコンセプト「Lynx」
- Honda Motorcycle & Scooter India:フレックス燃料二輪車「Honda CB300F」、バッテリー交換サービス「Honda e: Swap」
- Bajaj Auto:フレックス燃料二輪車「Dominar 400 E27.5」、「Pulsar NS160 Flex」
- TVS Motor Company:フレックス燃料技術を採用した「TVS Raider 125」、「TVS X」電動スクーター
- Suzuki Motorcycle India:「Gixxer SF 250」フレックス燃料モデルのプロトタイプ
- India Yamaha Motor(IYM):ハイブリッドスクーター「RAY ZR 125 Hybrid」、「Fascino 125 Fi Hybrid」
- Royal Enfield:「Classic 350」のフレックス燃料モデル
- Ather Energy:電動スクーターの「Apex 450」、eモビリティ部品
- Ola Electric:電動二輪車のコンセプトモデル、自社開発の4680シリンダーバッテリーセル
- Tork Motors:電動二輪車の「Kratos R」
- Wardwizard Innovations & Mobility:「Joy e-Bike」電動スクーター、水素駆動の電動二輪車
- Jitendra EV:電動スクーター「Primo」
- Godawari Electric Motors:電動スクーター「Eblu Feo X」
- Vegh Automobiles:B2Bセグメント向けの汎用電動スクーター「DR!EV」
要約
インドは世界最大の二輪車市場の1つである。インドの二輪車メーカーは代替燃料に関する多くの研究を行っている。加えて、既存のOEMと新興のスタートアップは電動二輪車の販売を推進している。
本展示会はインド企業が自社の技術とその開発状況を紹介する絶好の機会となった。本稿では二輪車セグメントのOEMとスタートアップが発表した技術と新しいモデルについて説明する。
Bharat Mobility Global Expoでの二輪車OEM
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ヤマハの展示ブース |
本展示会にはインドの既存の二輪車メーカーがほぼすべて出展した。ヤマハやホンダなどのOEMも久しぶりにイベントに参加した。電動二輪車の主要スタートアップは、新しいモデルやイノベーションを発表した。
インドの大手OEMのほとんどがエタノールや電動二輪車などの代替燃料に焦点を当てていた。次期モデルや他分野での新たな開発状況についても発表が行われた。スタートアップは、次期モデル、充電システム、eモビリティ部品の開発状況に焦点を当てていた。
展示された製品は、従来のICE車両からの移行と、より環境に優しい燃料や技術を推進する政府の政策との整合性を示していた。本稿の前半は従来のICE二輪車のOEM、後半は電動二輪車のスタートアップの展示について説明する。
Hero MotoCorp(ヒーロー・モトコープ)、TVS Motors(TVSモーター)、Bajaj Auto、Royal Enfield(ロイヤルエンフィールド)などの大手企業は、自社の車両とイノベーションを紹介した。ほとんどのOEMがフレックス燃料技術を発表した。すでに電動二輪車を市場に投入しているOEM各社は、エキサイティングなラインナップを発表した。
インドの高速電動二輪車の主要スタートアップは、新しいモデルや、バッテリーセルとモーターのバックグラウンド技術を紹介した。一部のスタートアップは、EV充電インフラのサポートを発表した。
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