上海モーターショー2021:外資メーカーの新エネルギー車

トヨタ、ホンダ、日産、三菱、VW、BMW、Daimler、現代

2021/04/25

要約

ID.6 X
上汽VWから発売予定のID.6 X

 2021年の上海モーターショー(第19回上海国際汽車工業展覧会)は、上海国家会展中心(National Exhibition and Convention Center)で開幕された。4月19-20日はプレスデーとして国内外メディアを招待し、21-23日は業界向け、24-28日は一般公開。約1,000社の企業が参加し、展示スペースの総面積は36万平方メートルで、本年開催される世界で初めての国際級のモーターショー、世界最大の自動車市場で開催されるモーターショーということもあり、多くの注目を集めた。新型肺炎の影響により、延期の後に開催された2020年の北京モーターショーと異なり、4月の通常時期の開催となった。プレス入場に際しては、事前のPCR検査によるコロナの陰性証明など対策を講じていた。

 今回のショーでトヨタはe-TNGAを採用した「TOYOTA bZシリーズ」のグローバル展開を発表するとともに、第1弾モデルのコンセプトカー「TOYOTA bZ4X」を世界初公開。中国専用モデルの投入も計画する。ホンダは、2022年春に販売を計画している新型EVのプロトタイプモデル「Honda SUV e:prototype」を初披露した。

 ドイツ3社は、2020年のモーターショーでは特筆したモデルは少なかったが、今回のショーでは、VWブランドからはID.6、AudiブランドからはEVのコンセプトモデルが2台、DaimlerからはEQBがワールドプレミアされた。BMWからは、2021年後半に発売予定の電動SUV iXが披露された。

 近年中国で販売台数が大幅に減少している現代グループは、プレミアムブランドGenesisを中国で展開するとともに、Genesis初の電動車「Electrified G80」をワールドプレミア。また、同時期に中国市場での四大戦略を発表するなど、再度の飛躍に向けてそれぞれのブランドから新型電動車を披露した。

 本レポートでは、上海モーターショーで展示されていた外資メーカーのNEVモデルを中心に報告する。


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