ホンダ フィット ハイブリッド分解調査:電動コンポーネント

新型2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」の技術

2020/10/26

要約

新型フィット・ハイブリッドシステムの分解作業
新型フィット・ハイブリッドシステムの分解作業

  ホンダが2020年2月に発売した4代目となる新型フィットのハイブリッドモデルは、日常シーンのほとんどをモーターで走行する「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と名付けられた2モーターハイブリッドシステムを採用している。

  新型フィットではコンパクトカーに2モーターハイブリッドシステムを搭載するため、パワーコントロールユニット(PCU)に新パワーデバイスであるRC-IGBT、モーター巻線の絶縁被覆にポリイミド空孔平角線などの新開発品を採用している他、冷却系、レイアウトの工夫により小型化している。

  本レポートは公益財団法人埼玉県産業振興公社 次世代自動車支援センターの主催で行われた分解作業(2020年9月16日、17日:埼玉自動車大学校)、分解部品展示(10月1日、2日:埼玉県産業技術総合センター)を取材したもので、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」の電動コンポーネントについて解説する。

  なお、取材時点ではモーターのローター、PCUのパワーモジュール周辺部分、バッテリーモジュール等の詳細部分は分解されていない。

 

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