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マツダの次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の技術紹介

HCCI燃焼への挑戦に向け、SPCCIエンジンを2019年に量産

要約

SPCCIを採用した次世代エンジン SKYACTIV-X
(東京モーターショー2017に展示)

  マツダは、2017年8月に技術開発長期ビジョンを発表した。その中で、独自のSPCCI(Spark Controlled Compression Ignition)エンジンを2019年に量産すると宣言した。その後、9月、10月にジャーナリスト向けの技術紹介や実車による試乗会を行い、その完成度の高さをアピールしている。ここでは、マツダの技術資料を基に推定を交え、SPCCIエンジンの技術を紹介する。

 

SPCCIエンジンの技術コンセプト

  究極のガソリンエンジン燃焼は、学術的にHCCI(Homogeneous Charge Compression Ignition)燃焼といわれている。SPCCIとは、このHCCI燃焼を実現するガソリンエンジンの技術コンセプトと考えてよい。

  SPCCIは、正確にいうとHCCI燃焼とは違うが、HCCI燃焼のもたらす性能メリットを十分に実現しており、HCCI燃焼の狙いとする所を実用化する技術である。圧縮着火(CI)燃焼を火花点火(SI)でコントロールするといった着想や、SIのため成層化燃焼を実現するといった技術力、さらにはこれを量産できるレベルまでに開発したことは画期的といえる。

  本稿では、まず、HCCI燃焼の特徴と技術課題を述べ、次に、SPCCIエンジンの技術コンセプトを紹介する。

 

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