TU-Automotive Detroit 2017:エコシステム変革期の事業戦略と事業機会

新たな収益機会に向けて事業拡大を図る自動車業界

2017/07/05

要約

 2017 TU-Automotive Detroitは、米国ミシガン州Noviにおいて6月7日から8日にかけて開催された。およそ150人のプレゼンターと130社を超える出展企業があり、参加者も3,000人以上にのぼった。今年のカンファレンスでは、自動運転、モビリティ、コネクティビティといった共通テーマを超えて、ビジネス戦略、都市のモビリティ、ユーザー・エクスペリエンスなどの具体的なテーマを扱うグループセッションの形で、幅広いトピックのプレゼンテーションが行われた。そこでは、自動車業界が変革の時期にあるという認識、そして新たに登場したテクノロジーや企業が果たす役割が強調されていた。

TU-Automotive Detroit 2017 展示フロア
TU-Automotive Detroit 2017 展示フロア

 今回はTU-Automotive Detroitで行われたディスカッション・セッションに焦点を当て、3回に分けて報告する。初回の当レポートでは、自動車テクノロジーの新たなトレンドを背景としたビジネス戦略、考え方、ならびに技術開発に係るプレゼンテーションを紹介する。 続いて、コネクティビティにフォーカスしたレポート、自動運転とモビリティを扱うレポートを順次掲載する予定。

関連レポート: TU-Automotive Detroit 2016
自動運転車の展望
モビリティの進歩がもたらす自動車産業の変化
コネクティビティおよびユーザーエクスペリエンスの未来

このレポートは有料会員限定です。 残り 2 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。