上海モーターショー2017(4):吉利、長城、BYD、奇瑞、江淮、衆泰、力帆、新興EVメーカーの取材

吉利と長城が新ブランドを発表、中堅メーカーも新エネルギー車を投入、多数の新興EVメーカーが出展

2017/06/15

要約

夕刻の国家会展中心会場建屋前の様子

 上海モーターショー2017レポートの第四弾では、前回の大手の国営/地方政府系中国メーカー編に引き続き、民営メーカー、中堅メーカー及び新興EVメーカーが発表した環境対応車ならびにコンセプトカーを含む初公開モデルを中心に報告する。今回のモーターショーで、多くのメーカーは、昨年に引き続き中国で人気の車型SUVの展示に加え、MPVや人気モデルのEV/PHV版の発表や展示を行っていた。また、新興EVメーカーが多数参加していたのが特徴的であった。

 吉利グループは、ラグジュアリーブランドのVolvo、エントリーブランドのGeelyの他に、2016年に発表した新ブランド「LYNK & CO」初の量産モデルを披露するとともに、コンセプトカーのワールドプレミアをも行った。「LYNK & CO」のブースは、多くの若者で賑わっていた。長城汽車は、SUVブランドHavalの大ヒットモデルH6のフルモデルチェンジを披露。また、2016年11月に発表された新ブランド「WEY」の2車種のモデル名の発表と車両展示を行った。BYDはPHVモデル「宋DM」を展示し、新エネルギー車のトップランナーとして存在感を示していた。奇瑞汽車及び江淮汽車は、それぞれ主力ブランド「瑞虎(Tiggo)」や「瑞風(Refine)」の新型モデルを発表。衆泰汽車は、新型車3モデルのSUVを発表するとともに、EVのシティコミューター1モデルを披露。力帆汽車は「力帆820」のEV版を展示していた。

 新興EVメーカーの中には、インターネット関連企業、スタートアップ企業などが設立した会社もあり、その実力は未知数だが注目されている。なお、本モーターショーにテスラは出展していなかった。

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