上海モーターショー2017(2):日韓メーカーの展示取材
各社ともSUVを中心に新モデルを発表
2017/05/17
- 要約
- 日産:中国市場に導入するピックアップトラックを初披露
- ホンダ:2018年に中国専用モデルのEV導入、CR-VのHybridモデルをワールドプレミア
- トヨタ:中国人デザイナーによるTNGAのコンセプトカーを初披露
- マツダ: CX-3とMX-5 RFを輸入モデルとして中国市場へ導入
- 三菱自:PHV及びEVのコンセプトモデルを披露
- SUBARU:SUBARU GLOBAL PLATFORMをベースとしたXVを2017年9月に中国市場に導入
- 現代グループ: 中国市場向け専用モデルを披露、販売減の巻き返しを図る
要約
上海モーターショー2017レポートの第二弾では、前回の欧米メーカー編に続き、日本及び韓国のメーカーが発表した環境対応車ならびにコンセプトカーを含む初公開モデルを中心に報告する。
日本メーカーは、中国市場専用モデルや中国で人気の車型SUVの展示に力を入れていたが、欧米メーカーや中国メーカーに比べてブースに人出が少なく、全体的に静かな印象を受けた。韓国メーカーは、米国の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国への配備の影響を受け、プレスデー当日はブース周りの警備が強化されるなか、新型モデルが発表された。
日産は小型SUVのKICKSとピックアップトラックのNAVARAを中国で初披露。ホンダは、CR-V Hybrid とAcura TLX-Lのプロトタイプをワールドプレミアした。トヨタは、マイナーチェンジした新型コンパクトクロスオーバーSUVのLexus NXと、TNGA(Toyota New Global Architecture)を採用した中国人デザイナーによるコンセプトカー2台をワールドプレミアした。マツダは、輸入車となるCX-3とMX-5 RFで若い世代にアピール。三菱自は、展示車両のコンセプトカー及び量産モデルのほとんどをSUVが占めた。SUBARUは、社名変更後初の中国でのモーターショーで、安心と安全をアピールするとともに、SUBARU GLOBAL PLATFORMをベースとしたXVの中国への導入を発表。現代自及び起亜自は、中国市場向けを意識した小型SUVとセダンモデルを初披露した。
東風汽車の合弁企業が多く集まった7.2ホール | 展示会場を繋ぐ内部通路 |
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