上海モーターショー2017(3):上汽、東風、北汽、一汽、長安、広汽の展示取材

各社ともに新エネルギー車に注力、コネクテッドカーで若者へ訴求

2017/05/29

要約

上海汽車グループの車両展示がある賑やかな1.1ホール

 上海モーターショー2017レポートの第三弾では、前回の日韓メーカー編に続き、大手の国営/地方政府系中国メーカーが発表した環境対応車ならびにコンセプトカーを含む初公開モデルを中心に報告する。

 中国メーカーは、昨年に引き続き中国で人気のSUVモデルの展示や、新エネルギー車、とりわけPHVモデルに力を入れた内容だった。また、国営/地方政府系中国メーカーは保守的なイメージから脱却し、ブースではVR(Virtual Reality)を体験できるアトラクションや、コネクテッドカーの実車を展示し、若者に向けて積極的にアピールをしていた。

 上海に本拠地をおく上海汽車グループは、広々としたブースでEVの栄威(Roewe)ei6と ガソリンエンジン車の栄威(Roewe) i6の価格を公開、さらに小型車を扱う五菱(Wuling)ブランドと宝駿(Baojun)ブランドから新型のSUVとワゴンを初披露し、存在感を示していた。東風汽車グループは、ガソリンエンジン車の新型モデルは全てSUVで、新エネルギー車の新型モデルはセダン、SUV、MPVと幅広い商品ラインナップを展開。北京汽車グループは、販売が好調な新エネルギー車と自主ブランドの紳宝(Senova)をアピールしていた。第一汽車グループは、老舗ブランドの紅旗(Hongqi)と自主ブランドの駿派(Junpai)、奔騰(Besturn)を展示。長安汽車は、長安ブランドのCSシリーズでSUVとクロスオーバーそれぞれの小型モデルを初披露するとともに、欧尚(Oushang)ブランドからファミリー向けMPVを発表し、若い世代へアピール。広州汽車は、ブース入口上部に自主ブランドの伝祺(Trumpchi)のロゴを掲げブランド名をアピールし、2017年デトロイトモーターショーで展示したモデルや同社初のEVなど新エネルギー車を披露した。

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