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自動運転実現のため、2018年までに高速・自動車専用道路の三次元地図を生成

ダイナミックマップ基盤企画株式会社にて、仕様の共通化、作成の効率化及び事業化に向けた企画を推進

要約

ダイナミックマップ社は、同社株主である三菱電機が開発したモービルマッピングシステムMMS(移動式高精度三次元計測システム)を活用する(資料提供:アイサンテクノロジー株式会社)。
ダイナミックマップ社は、同社株主である三菱電機が開発した、モービルマッピングシステムMMS(移動式高精度三次元計測システム)を活用する。(資料提供:アイサンテクノロジー株式会社)

 オートモーティブ ワールド2017のカンファレンスが、2017年1月18~20日に東京ビッグサイトで開催された。本レポートは、ダイナミックマップ基盤企画株式会社(以下ダイナミックマップ社)副社長濱田満昌氏の、「自動運転に貢献する『ダイナミックマップ』の実現に向けて」と題した講演の概要を報告する。

 ダイナミックマップとは、道路・建物など静的な情報に、渋滞・事故・周辺車両などの動的な情報を加味した三次元地図を指し、自動運転実現に必須である。ダイナミックマップ社は、自動運転向け三次元地図のデータ仕様等を検討する企画会社として設立された。現在も、細部の検討が進められている。 同社は、今後実際に三次元地図の生成を行うことも検討している。

 ダイナミックマップ生成は、まずLiDARを搭載する車両が対象とする道路を走行しながら測量してレーザ点群情報を取得。同時に撮影するカメラの映像も活用して、より使いやすい「ベクトルデータ」を生成する。ベクトルデータをいかに効率的に生成するか、また三次元地図完成後も道路は日々変化していくので、いかに最新の状況にメンテナンスしていくかが大きな課題になっている。

 日本政府も、内閣府主導の戦略的イノベーション創造プログラム(Strategic Innovation Promotion Program: SIP)の一環として後押しし、2018年までに高速・自動車専用道路のダイナミックマップ生成実現を目指している。

 また、海外の類似システムとダブルスタンダードにならないよう共通化することも重要で、ダイナミックマップ社は既に海外の担当組織との協議も開始しているとのこと。

関連レポート:
自動運転向け三次元地図:標準化や更新のあり方の検討が進む(2016年9月)

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