中国市場2016年上半期:減税効果で伸び率8.0%、1,281万台

SUVの販売が引き続き好調、中国系ブランドのシェア拡大

2016/07/29

要約


(資料:MarkLinesデータベースより作成)

 2016年上半期(1-6月)の中国市場の新車販売台数は、1,280.6万台(工場出荷台数ベース、輸出を含む)で、初めて上半期で1,200万台を超え、前年同期比では8.0%増となった。これは、2015年10月から施行となった排気量1.6L以下の乗用車を対象にした減税政策が大きな要因として挙げられる。

 グループ別販売台数では、上海汽車グループと東風汽車グループが引き続き1位と2位を堅持。3位以下は、長安汽車グループ、第一汽車グループ、北京汽車グループが混戦状態である。これら、上位5社で約919万台、市場の約72%を占めている。

 車型別では、2015年上半期に販売台数約266.6万台のSUVが、2016年上半期は、382.4万台と前年同期比43.7%の伸びとなり、市場全体の約30%を占めた。その一方で、セダン・ハッチバックは、昨年同期比3.8%減の約556.9万台。市場全体でのシェアは、2015年の48%から5%下落の43%となった。

 中国/外資ブランド別シェアでは、SUVモデルを積極的に市場投入した中国系メーカーが約42%でトップ。また、日系メーカーは約16%とシェアを拡大した。その一方で、フランス系メーカーは、シェアを落としている。

 自動車全体の輸出/輸入台数は、2015年に引き続き前年同期比マイナスとなった。輸入台数に関しては、2016年5月に前年同期比6.1%増となり、若干の回復傾向がみられる。

 新エネルギー車(EV及びPHV)の販売は、約16.9万台(商用車含む)で前年同期比約2.3倍となった。このうち乗用車市場では、約10.8万台が新エネルギー車となっている。なお、シェアトップは、引き続きBYDで約42%を占める。


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