VWとディーゼル排気問題(2)
内部調査経過とリコール対応状況
2015/12/14
- 要 約
- VW経過報告
- 3.0Lディーゼル車リコール
- 乗用ディーゼル車の今後
要 約
(CARB資料) |
CARB(カルフォルニア大気資源局)とEPA(環境保護局)は2015年9月のVWの2.0Lディーゼル車のリコール通達後も他車種を継続調査していたが、11月に入り3.0L車にもDefeat Deviceが装着されている事を確認。Audi、Porscheも含めVWグループ約8.5万台の追加リコール通達を行った。
欧州ではVWはドイツ当局にEA189エンジン搭載車246万台のリコール対策内容を11月末に届け出た。
12月10日 にはVW本社のあるWolfsburgにて監査役会会長のハンス・ディーター・ペッチュ氏とVW マティアス・ミュラー最高経営責任者(CEO)がプレスカンファランスを2時間にわたり開催し、現時点までの内部監査の調査状況と今後の計画を説明した。
VWグループにとって欧州、北米、インド、韓国、ブラジルでリコール処理、罰金制裁、集団訴訟など難題が続く。
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