ホンダの中国事業 (上): 販売目標は2015年130万台、2023年までに200万台
小型SUVなど小型車の拡販に注力、HV生産は2016年までに計画
2014/09/25
- 要 約
- ホンダの中国における販売状況
- ホンダの中国乗用車販売目標: 2015年130万台/2023年までに200万台、市場シェア8~10%
- ホンダの中国研究開発新体制: 現地化を推進、広州に開発現地法人を設立
- モデル戦略: Acuraを含めて小型SUV導入を強化、HVは2016年までに生産へ
要 約
本レポートは、ホンダの中国事業の販売状況とモデル戦略ならびに研究開発新体制整備の進展について報告する。なお、次回はホンダの中国での生産体制の進展について報告する予定。
ホンダは、中国乗用車市場の小型化志向シフトへの対応遅れと「Accord」 (雅閣) 等自社の現地戦略車の販売失速、ならびに反日デモの悪影響などで一時的に低迷していたが、2013年には急回復して、中国での販売を約24.4%増の78.1万台を売り上げた (工場出荷ベース、輸入は含まず、輸出を含む)。2014年1~7月の販売累計は、前年同期比5%強の増加で拡販の勢いがややスローダウンしている。
ホンダは、広州および武漢の開発支援拠点に加えて、2013年11月に「本田技研科技 (中国) 有限公司」(Honda Motor China Technology Co., Ltd.) を広州市に設立、研究開発体制を強化した。
2013年~2015年には、完全改良と新規投入と合わせて新モデルを10車種以上投入して、中国での商品ラインナップの大幅な強化を狙う。更に、Acuraブランド車の2016年からの現地生産の計画も推進している。
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◇ホンダの中国事業 (下):生産体制増強最新動向 (2014年9月掲載)
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