韓国:2013年の国内生産は470万台、国内販売は140万台
現代グループでは海外生産比率が初めて5割超
2013/04/05
- 要 約
- 2012年の韓国内販売は4.3%減の141万台、輸出は過去最高の317万台
- 韓国:米国とのFTAが発効
- 韓国メーカーの生産能力は国内499万台、海外364万台
- 現代自動車グループ:2013年の世界販売は4%増の741万台の見込み
- GM Korea:2017年までに8兆ウォンを投資し、市場シェアを20%に倍増へ
- Renault Samsung: 2014年から釜山工場で日産Rogueを受託生産
- 双竜自動車:Mahindraが双竜の高級SUV Rextonをインド市場に投入
- LMC Automotive 生産予測:韓国のブランド別生産予測
要 約
韓国の2012年の国内生産は、前年比2.1%減の456万台。国内販売 (輸入車は含まない) は4.3%減の141万台にとどまったが、輸出は0.6%増の317万台で過去最高を記録した。韓国自動車工業会 (KAMA) が2013年初頭に発表した同年見通しは、国内生産470万台 (2012年比3.1%増)、国内販売140万台 (0.8%減)、輸出330万台 (4.1%増)となっている。
韓国内の乗用車市場シェアは、全需が縮小する中で現代グループが引き続き7割超のシェアを確保。GM Koreaも10%のシェアを維持したが、Renault Samsungは前年の8%から4%に縮小、双竜自動車は3%から4%に拡大した。また、ドイツ車を中心とする輸入車のシェアが8%から10%に増加した。
現代グループは、ロシア、中国、ブラジル等での生産が増加し、グループとして初めて海外生産が国内生産を上回った。
GM Korea は、今後5年間に8兆ウォンを投資し、生産能力を増強して新モデル6車種を韓国で生産する。
韓国内外で販売不振が続くRenault Samsungは、2014年から釜山工場で日産Rogueの生産を開始するほか、韓国内での部品調達率を80%に高めるなどして経営を立て直す。
2011年にインドのMahindra & Mahindra傘下に入った双竜自動車は、高級SUVのRextonをインド市場に投入。今後も競争力のあるグローバルモデルを開発するとしている。
LMC Automotiveが2013年1月に発表した予測によると、韓国の2013年light vehicle販売 (GVW6トン以下、輸入車を含む) は、急速な高齢化、高い車保有率、多額の家計債務等の影響で、約150万台にとどまる見通し。2014年以降は状況が大幅に改善するが、販売台数の伸びは年3%程度。2016年には160万台に達し、2019年まではこの水準が継続する見込み。
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