第一汽車集団:2015年までに販売台数500万台の達成を目指す

生産能力の拡張や自主ブランド、新エネルギー車事業の推進に注力

2011/12/27

要 約

 第一汽車集団は2015年までに販売台数を2010年度比で約2倍にあたる500万台に拡大し、市場シェア20%、売上高6,000億元を達成する計画。同社の2010年度販売台数は前年比31.6%増の256万台で、売上高は同41.7%増の2,927億元であった。

 グループ傘下の乗用車メーカーでは、生産能力の拡張や自主ブランドの開発などに注力している。外資系合弁メーカーの一汽トヨタや一汽VWのほか、自主ブランド系メーカーの一汽海馬汽車、一汽吉林汽車でも新工場を建設中。自主ブランド事業では、2012年に一汽VWの「開利(Kaili)」がテスト走行を開始するほか、一汽轎車の「欧朗(Oley)」が市場投入される見通し。

 第一汽車集団は新エネルギー車事業も推進する計画。2015年までに98億元を投じ、新エネルギー車16車種を開発するとしている。

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