グローバルトップ10ヵ国販売予測 (2021年第3四半期版)

2021年世界販売は8,071万台の予測、2022年は8,500万台、2023年は9,300万台水準へゆるやかに回復の見通し

2021/10/22

概要
LMC Automotiveによる解説

概要

※当予測レポートは、四半期ごとに最新版をリリースします。

・LMC Automotive社の予測（2021年第3四半期時点）によると、2021年の世界全体のライトビークル販売は前年比3.8％増の8,071万台となる見通しである。半導体不足が長期化する中で販売店への車両供給が滞り、在庫の落ち込みや販売価格の上昇が進む中で、2020年から小幅な回復にとどまると見込まれている。

・半導体不足の影響が世界全体に広がる中で、主要国の2021年販売予測は軒並み前回予測（2021年第2四半期時点）から下方修正された。上位3ヵ国の中国、米国、日本については2020年比で0.7％増、3.3％増、0.9％増と、新型コロナによって大幅に落ち込んだ前年からわずかに改善するのみと予測されている。

・2022年以降の世界販売については、2022年に前年比5.7％増の8,529万台、2023年に9.9%増の9,374万台と予測されている。車両の供給が制約を受ける状況は2022年も続く見通しとなっており、回復ペースは緩やかなものになると見込まれている。