・三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)は7月22日、インドネシアで小型電気トラック「eCanter」の販売を開始したと発表した。ジャカルタで開催中のガイキンド国際モーターショー(GAIKINDO Indonesia International Auto Show、会期:7月17-28日、以下、GIIAS)で、三菱ふそうとFUSOの現地販売代理店であるPT Krama Yudha Tiga Berlian Motors (KTB)が、郵船ロジスティクスのインドネシア法人であるPT. Yusen Logistics Indonesia (YLID)に初号車を納車した。
・インドネシア向け「eCanter」は、容量83kWhのMサイズバッテリーを搭載した車両総重量(GVW) 6トン、ホイールベース3.4メートルのモデルで、高トルクな性質により、より多くの荷物の輸送ニーズに適している。急速充電(最短2時間以内でフル充電)にも対応している。
・インドネシアで電動二輪車や乗用EVが着実に普及する中、三菱ふそうは同国で量産型小型電気トラックを納車した初のメーカーとなったとしている。
・電気小型トラック「eCanter」は2023年のGIIASでインドネシア初公開となり、その後、KTBは同国での市場投入に向けて十数社の現地大手企業と共同で大規模な試験的導入を実施してきた。
・初号車が納入されたYLIDは、2024年9月からジャカルタ首都圏と西ジャワ州カラワン間で「eCanter」の運行を開始し、ジャカルタ周辺の同社施設に急速充電器を設置する。さらに、YLIDは、再生可能エネルギーを活用した太陽光発電パネルの設置も検討中としている。
(From MFTBC release dated July 22, 2024 1 / 2 and Yusen Logistics release dated July 19, 2024)