[人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA]ヤマハ発、四輪車向け新型電動駆動ユニットを出展
・ヤマハ発動機は公益社団法人自動車技術会(JSAE)が主催する「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」において、四輪車向けの電動駆動ユニット「アライヴEE (alive EE)」を出展した。構成部品のうち、ヤマハ発動機はモーターおよびインバーターを担当し、ギアはユニバンスが担当している。
・前回展示された電動駆動ユニットは「Hタイプ」と呼ばれ、左右モーターの外側にそれぞれギアを搭載していた。今回展示されたユニット「Tタイプ」は、ギアを内側に配置している。これによりドライブシャフトの取出し部を中心近くにでき、車幅に対する搭載性を向上させている。また、モーターの出力も上げており、ハイパワー四輪車向けの搭載を想定したユニットとなっている。前後輪に搭載することも可能。
・駆動用モーターは、800Vに対応し420kWの出力をもつ。モーターの冷却は油冷方式でギアと共通の冷却システムとなる。
・インバーターも前回出展されたものから耐熱性能を改善させ、動作安定性をさらに向上させた。なお、冷却は水冷方式となっている。