零跑汽車、初の自動運転AIチップ「凌芯01」を発表

・新興電気自動車(EV)メーカーの零跑汽車(Leapmotor)が知財権を有する自動運転用チップ「凌芯01」を発表した。
・「凌芯01」の処理能力はMobileye (モービルアイ)のチップと同等。CPUはアリババ傘下の平頭哥半導体公司が提供する「玄鉄C860」を採用し、12台のカメラへのアクセスを可能とすることで2.5次元の360°サラウンドビューを実現し、自動駐車、先進運転システム(ADAS)ドメインコントローラと自動運転レベル3の自動運転演算能力をサポートする。
・「凌芯01」は独自開発のスマート運転ソリューションを採用した零跑汽車初の電気SUV「零跑C11」にまず搭載される。「零跑C11」は零跑汽車が自社で開発したEV用プラットフォームのCアーキテクチャーをベースとしており、海格力斯(Heracles)の3in1電気駆動システムを搭載する。最新のSnapdragon 8155を導入したトリプルディスプレイのインテリジェントパネルを採用し、Leap Cloudシステムを内蔵する。
・零跑汽車の三電(電池、モーター、電気制御)システム、車両生産アーキテクチャー、コネクテッドシステムなどの主要技術はいずれも自社開発技術を採用し、今後2-3年以内にインテリジェント運転分野において全面的なバージョンアップと技術的変革を実現する。

零跑汽車のリリースに基づく